ブックキュレーター河出書房新社 翻訳書編集者 バードマン
分厚い本礼賛!マクロな視点が世界の見方を変える!
なんでこんな毎日を送っているのだろう、なぜこんな世界に生きているのだろう。ふとそんな疑問をもったときには、人類のはるかな歴史に思いをはせてみるのもいいかもしれません。なぜ社会は変化し続けてきたのか?昔の人たちと比べて、現代人は幸せなのだろうか?分厚い本だからこそ可能な、巨視的な視点がもたらす目からウロコの人類史!
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人類が高度な文明を築けたのは、みなが同じ「虚構」を信じ、赤の他人が協力しあえたからという著者の主張には、はっとさせられます。国家も、会社も、法律もお金も、考えてみればみんな「虚構」なんですね。ページをめくるたびに「そういうことだったのか!」と唸らせられるすごい本です。著者の明晰な知性に脱帽。
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なぜヨーロッパ人が世界の覇権を握ったのか?社会はなぜこれほど多様な形をとり、地域格差が広がっているのか?一方の社会が他方の社会を征服したのはなぜだろうか?その答えを地理的環境に求め、氷河期の終わりから現代までを辿る壮大なスケールの書。
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世界史 上
ウィリアム・H.マクニール(著) , 増田 義郎(訳) , 佐々木 昭夫(訳)
こちらは歴史学者の大御所が書いた世界の歴史。歴史の「なぜ、どうして」に答えながら、世界史をひもときます。歴史上の人物に注目するのでなく、その時代の背景や科学技術の影響などに注目し、人類史全体のダイナミックな動きをとらえます。
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人類はどのようにして世界を知っていったのか?退屈な科学の世界ががぜん楽しくなる本。同じ話をするのでも、うまい人が話すととても面白くなることがありますが、まさにそんな本なのです。魅力的な科学者がたくさん登場し、人間ドラマとしても楽しめます。
ブックキュレーター
河出書房新社 翻訳書編集者 バードマン河出書房新社 翻訳書編集者。東京都出身。メーカーやいくつかの出版社の編集職を経て現職。学生時代は文学好きだったが、気がつけば科学ものばかり手がけている。「素朴な疑問に答える」本や「思考実験モノ」がツボ。ロマンとドラマに溢れる科学読み物のほか、エッセイ、旅行記なども好き。愛読書は「ドリトル先生」シリーズ。趣味は山登り、スキーともっぱらアウトドア。読書の場所は通勤中の電車の中や就寝前の布団の中。
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