ブックキュレーターhonto編集員
のんびり働いているわけじゃないんです!町の本屋の悲喜こもごもがわかる本
町の本屋のスタッフになれば好きな本に囲まれてのんびり働ける、そう思っている方のイメージをくつがえす書店員の奮闘記や、喜びと苦悩を描いた書店員あるある、本屋をめぐる短編小説など、町の本屋をさまざまな角度から見つめる本を集めました。町の本屋で働く覚悟とやりがいが感じられ、今すぐ本屋に行きたくなる本を紹介します。
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ミュージシャンから転向し、『ただ坐っていればいい』からと小さな本屋を開いた著者の奮闘記です。欲しい本をなかなか納品してくれない出版社や理不尽な取次、クセのある客、そして返品期限に四苦八苦しながらも、趣味に走らずうぬぼれず、22年間本を仕入れて売り続けました。その姿に、本屋の苦悩とおもしろさが身に染みてくる味わい深い本です。
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書店員あるある
書店員あるある研究会(著) , 菊地 秀規(漫画)
「カバー掛けの達人がいる」「平積みの本に座るおばあちゃん」など、くすりと笑える「書店員あるある」がイラストとともに紹介されています。本屋店長のとある1日のタイムスケジュールや、流通の仕組みや利益配分、本や棚の名称など書店の基礎知識とともに、書店員が人知れず抱えている喜びや苦悩を知ることができます。
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大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー
飛鳥井 千砂(著) , 吉野 万理子(著) , 有栖川 有栖(著) , 乾 ルカ(著) , 大崎 梢(著) , 門井 慶喜(著) , 坂木 司(著) , 似鳥 鶏(著) , 誉田 哲也(著) , 宮下 奈都(著)
高額本の傷を喜ぶ男や二度消えたPOPなど日々起こるミステリーを店長が解き明かす有栖川有栖の「本と謎の日々」、本好きの母を亡くした少年が本屋で不思議な少女と出会う宮下奈都の「なつかしいひと」など、町の本屋で繰り広げられる物語を集めたアンソロジーです。さまざまな本屋の世界観に浸り、本屋の多面性を感じられます。
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本屋の雑誌
本の雑誌編集部(編)
書店員の汗と涙の実録や書店めぐりの旅、椎名誠や辻村深月などの作家が抱いている書店への思いなど、町の書店をさまざまな角度から考察しています。書店とトイレの関係から、立ち読みやカバー掛けをめぐる研究、そして消えゆく書店の最後の1日やオンライン書店にまで言及した、町の書店の過去、現在、未来のすべてが詰まった一冊です。
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まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す
田口幹人(著)
実家の本屋を閉店し、岩手県盛岡にある「さわや書店」の店長となった著者が、まちの書店員としての体験談や、新しい売り方の工夫、人とのつながりなど、まちの本屋にできることを探求し綴った一冊です。本が売れない現状を憂いながらもまちの本屋の誇りをもって身の丈の仕事をまっとうする姿に、本屋の未来には希望がある、と感じることができます。
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