ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
世間を騒がせた人たち！夫（叶井俊太郎）大好物のスキャンダル本5冊
うちの夫が買ってくる本のうち3分の2は私も自腹で買おうと思うような本ですが、自分では絶対買わないジャンルの本も3分の1くらいあって、その中の一つがこの「スキャンダル・暴露本」です。夫は大好きなんですよ。タイトルに「スキャンダル」「暴露」があるものは条件反射で買いますから（あと、「タブー」「封印」「裏側」も彼の大好物です）。自分では書店で手に取らないけど家にあったら読むこともありますよね。で、読むと意外に面白かったりするです。視野が広がる、夫婦で違うことがあるとこういう面がいいですね。ちなみに私が好きで彼があんまり興味ないジャンルは「小説全般」そして「エロ」です。夫、ほぼノンフィクションしか読まないし、エロは活字も漫画も全然興味ないみたい。だから私の本棚のほうがエロいんです・・・。
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百田尚樹『殉愛』の真実
角岡 伸彦（著） , 西岡 研介（著） , 家鋪 渡（著） , 宝島「殉愛騒動」取材班（著）
うちの夫は亡くなったたかじんさんの妻さくらのウォッチャーだったので、すごく興奮してこの本を読んでいました。基本的に夫は、悪女やトラブルメーカーが好きなんですね。説得力のある内容で、『殉愛』読んだ人は是非手に取ってみてほしいと思います。あ、ちなみに夫は『殉愛』のほうは未読だそうです。愛の物語には興味ないみたい。
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大金持ちのボンボンに生まれながら、カジノで何十億円も溶かして刑事告訴されちゃった井川氏の半生録。まあ、普通の人とはかけ離れた人生なのである意味安心して読めます。なんというか、遠い異国の話みたいなので。夫の感想「金持ちはいいね。横領できる金が何十億もあって」。・・・。
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妻へのDV疑惑で逮捕され、留置所に拘束されていた冲方氏の濃密な9日間の話。結局不起訴になったし、本人はDVを否定していますが、夫婦喧嘩（？）の状況は完全にクリアには描かれていません。逮捕後の話がメインです。現役の人気作家が描いてくれることで、警察に捕まる、という状況がすごく生々しく感じます。
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いっぱい、ごめんネ。
小向 美奈子（著）
薬物使用で逮捕されたグラドル小向美奈子さんの半生記（「反省記」でもある）。いやー、この人、小学生の頃からタバコ吸いまくるわ中学生で居酒屋入り浸るわ、かなりのヤンチャです。事件後に彼女を知った人にはまったく意外性ないでしょうが、アイドル時代のファンには衝撃的なんじゃないでしょうか。なんかもう「そりゃ、いつか捕まって当然だわな」と妙に納得してしまいます。でも彼女、おっぱいが小さかったら全然人生変わってたんだろうなあ。
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未来を信じて
華原 朋美（著）
華原朋美が、小室さんに口説かれる様子、交際過程、別れるまでが克明に描かれています。破局後は薬物依存になったりして、トンでる朋ちゃんを覚えている人は「ああ、あのころね」と思い出すでしょう。やっぱり女も、大物に口説かれたからといってホイホイついていくような真似は慎んで、男選びは慎重にしないといけませんね。その後の人生狂うから。
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ～か～』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ～ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル９』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
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