ブックキュレーター『おとな旅 プレミアム』編集部
金沢編『おとな旅 プレミアム』編集部が選ぶ旅本
『おとな旅 プレミアム』はハンディで軽いガイドブック。鞄にもう数冊ばかりの旅本を持ち、出かけてはどうだろう。もちろん、旅の前後に読んでもいい。目を通しておきたい本を目的地別にセレクト。旅先の街が積み重ねてきた歴史や食文化を読み解き、目の前に広がる景色から新しいストーリーが生まれるような5冊を選ぶ。金沢編では「百万石の文化力~美と収支の感覚の両立」をテーマにセレクト。
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美術館をめぐる対話
西沢 立衛(著)
新たな「開かれた」存在として変わってきている、現代の美術館。敷居が低く、地域の人が町の延長として使うことのできる金沢21世紀美術館もまた、そのような変貌を遂げた美術館のひとつです。建築家である著者と、美術館館長、アーティスト、小説家との対談を通して、これからの美術館のあり方が見えてきます。
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日本の庭園 造景の技とこころ
進士 五十八(著)
日本三名園として知られる、金沢の兼六園。この加賀藩前田家代々が作り上げてきた庭園はもちろん、いろいろな日本庭園について知ることができる入門書です。アニミズムが基本となる石の配置や、現代の人間関係のあり方に通じるものがある植栽法など、美しい庭園を今までとは違った目線で楽しめます。
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「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の詩で知られる室生犀星。金沢の生家跡には記念館が建ち、地元の誇りとして愛されている詩人・室生犀星が書いた、著名人にまつわる伝記が本書である。登場するのは、かつて親交のあった詩人や文人で、北原白秋、高村光太郎、萩原朔太郎、島崎藤村たち。文学好きは間違いなく興味をそそられる一冊。
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100万石の所領を持ち栄えた加賀藩の武士は、どのような暮らしをしていたのか。本書では、当時の詳細な家計簿から、武士の家計の内部にひそむ「浪費をとめられない構造」を見出せます。また、当時の武士が直面した困難への対処法からは、現代でも活かせる教訓を学ぶことができます。
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金沢・能登 白川郷 2021第3版
TAC出版編集部(著)
「加賀百万石」。この言葉に込められたご当地のプライドと旅行者にも伝わる輝き。加賀百万石の殿様、熟練の職人・料理人たちが築き上げた、きらびやかで華やかな文化、庭園と武家屋敷、着物と工芸品、懐石料理にまで息づく伝統の美が、本書でも数々紹されている。加賀温泉郷の名湯・宿案内も充実。
ブックキュレーター
『おとな旅 プレミアム』編集部『おとな旅 プレミアム』は2016年5月から発刊開始。大人ならではの上質な旅を提案する、全く新しい国内旅行ガイド・シリーズです。季節感を大切にした美麗な写真。歴史と文化を掘り下げた特集。旅先の「イメージとストーリー」をさらに広げることで、ワンランク上の旅を実現させます。『おとな旅 プレミアム』とともに、旅に出かけることで、「イメージとストーリー」がさらに広がるケミストリーが起こる!?本を紹介します。「おとな旅」とは「本と一緒に楽しめる旅」でもあるのです。(https://bookstore.tac-school.co.jp/pretabi/)
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