ブックキュレーター『おとな旅 プレミアム』編集部
長崎編『おとな旅 プレミアム』編集部が選ぶ旅本
『おとな旅 プレミアム』はハンディで軽いガイドブック。鞄にもう数冊ばかりの旅本を持ち、出かけてはどうだろう。もちろん、旅の前後に読んでもいい。目を通しておきたい本を目的地別にセレクト。旅先の街が積み重ねてきた歴史や食文化を読み解き、目の前に広がる景色から新しいストーリーが生まれるような5冊を選ぶ。長崎編では「異文化往来」をテーマにセレクト。
- 2
- お気に入り
- 677
- 閲覧数
-
明治維新の大功労者トーマス・グラバー フリーメーソンとしての活躍
山口 幸彦(著)
明治維新の成功要因の一つ、近代武器を入手可能にした外国人商人グラバーの生涯を描いた書籍は存在しますが、本書はフリーメーソンの一員として位置づけ、イギリス、あるいはそれを超えた「意思」が明治維新に働きかけたことを示します。グラバーの生涯を通して、謎めいたフリーメーソンの一端も明らかにされます。
-
軍艦島超景
柿田 清英(著) , 黒沢 永紀(監修)
廃墟となりながらも昭和の面影を残し、人々を惹きつける軍艦島。台風が直撃し、高波がうちつけるさまなど、誰も見たことがない軍艦島を覗くことのできる写真集です。栄えた当時、「緑なき島」と呼ばれた島が自然によって侵食されている姿には、ただ圧倒されます。ぜひ『おとな旅プレミアム』の軍艦島紹介ページとあわせて見てみてください。
-
白虎の剣 新装版
佐伯 泰英(著)
江戸時代は八代将軍吉宗の治世が続く享保年間の長崎を舞台にした、御用絵師・通吏辰次郎の物語です。オランダ、長崎目付、秘密結社の黄巾党などさまざまな立場の思惑のぶつかり合いが、スピード感をもって描かれています。江戸が舞台のものとは一味違った、長崎ならではの時代小説の雰囲気が味わえます。
-
明治より前、日本最大の危機だったといわれる、モンゴルの来襲。長崎・対馬への上陸から始まったこの試練は、鎌倉幕府内部の権力争いを激化させ、天皇とその周辺も幕府打倒へと動いた。幕府、公家、寺社のあり方が変わり、農村・漁村・都市への分化、社会全体が大きく転換していくダイナミズムの叙述は、十分な読み応えがある。
-
長崎 ハウステンボス・五島列島 2021第3版
TAC出版編集部(著)
長崎には「光と影」という言葉が似合う。迫害の重い歴史を秘めながら圧倒的な美しさが感じられる教会群。深い闇と輝きの対比が見事な夜景スポット。これらを紹介しながら、歴史特集では元寇の二度にわたる襲来、南蛮貿易の舞台となった出島の物語、グラバーと産業革命の関係などをディープに辿る。
ブックキュレーター
『おとな旅 プレミアム』編集部『おとな旅 プレミアム』は2016年5月から発刊開始。大人ならではの上質な旅を提案する、全く新しい国内旅行ガイド・シリーズです。季節感を大切にした美麗な写真。歴史と文化を掘り下げた特集。旅先の「イメージとストーリー」をさらに広げることで、ワンランク上の旅を実現させます。『おとな旅 プレミアム』とともに、旅に出かけることで、「イメージとストーリー」がさらに広がるケミストリーが起こる!?本を紹介します。「おとな旅」とは「本と一緒に楽しめる旅」でもあるのです。(https://bookstore.tac-school.co.jp/pretabi/)
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です