漢（オトコ）ってこういうこと！青春にシビれるヤンキー漫画

お金持ちの家で何不自由なく育った主人公の桐木司は、「男を磨く」といって一念発起、ボンボンから筋金入りの不良に変身する決意をします。不良仲間にもまれるうちに暴走族の頭へと昇りつめ、人情が厚い男へと成長していく司の姿は「カッコイイ！」の一言。昔ながらのヤンキーに男も女も惚れること間違いありません。

大阪環状線を改造車で走りまわる暴走族、「環状族」が青い春を駆け回る！「女にもてたい」ただそれだけの理由で環状族となった18歳の主人公が、だんだんそのスピードとスリルにハマっていきます。走るのは惚れた女のため、そしてときにはピンチに陥った仲間のため。10代最後のヤンチャがまぶしい暴走漫画です。

流されるまま暴走族の「集会」に行くことになった、おとなしめの中学生・タカシは、集まったバイクたちから吐き出される爆音に魅了され、族に入ります。弱々しくて仲間にかばわれてばかりの状況に「強くなりたい」と思いはじめたタカシが、「悪い仲間」にもまれ、苦悩しながらも頼れる男になっていく過程が丹念に描かれています。

興奮するとろれつが回らなくなる男子高生の前田大尊（たいそん）は、仲間から「アタマ悪い」とささやかれる単純男。でもケンカは強く、ボクシングに真剣な熱い男でもあります。彼を慕う仲間が「前田さんのために」と喧嘩する姿も漢なら、守られるはずの女の子たちも負けないくらい男前。それぞれの心意気が胸に迫ります。

不良が集まる男子高に、自称「超強い男」坊屋春道が転校してきます。自らつけた呼び名に偽りはなく、ケンカを仕掛けてくる不良たちを次々と殴り倒し、派閥や上下関係なんかくそくらえ！と暴れまわる春道。不良でも悪党でも正義の味方でもない、ただ強いだけの男が、ひねくれたヤンキーを一撃で倒す姿にスカッとします。