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家族との関係回復にも!お弁当っていいなと思える本
反抗期で口を聞いてくれなくなった娘、仕事が忙しくて会話することが少なくなった夫、そんなお悩みをもつご家庭もあるでしょう。そんなときに試してみたいのが、お弁当作りです。実はお弁当は、お腹を満たすだけでなく、家族がつながるコミュニケーションツールの役割も果たしてくれるのです。お弁当によって心がつながる様子がうかがえて、参考になる本を集めました。
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八丈島で暮らす親子。次女が高校生になり、ついに反抗期がはじまります。無視したり返事をしない態度を見せる娘に対し、母親はささやかな抵抗をお弁当で試みることにしました。ソーセージで顔を作り、キャラ弁で「大きな声で返事しろ!」などのメッセージを伝えるのです。ユーモアあふれるお弁当に、その手があったか!と思える一冊です。
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仕事が大変な50代の夫の気を紛らわそうと、妻はお弁当に持たせる箸を入れる箸袋を手作りします。イラストやダジャレ、お疲れ様のメッセージを添えていたら、夫がそれに返信をはじめました。本書では、大喜利のような楽しい箸袋の往復書簡が紹介されています。疲れて帰ってくる夫とゆっくり話せない人に特にオススメです。
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31歳のフリーターの青年・高杉が、12歳の美少女中学生・久留里の未成年後見人になります。他人となかなか馴染めなく、学校でいじめにあう久留里。しかし、不器用だけど一生懸命に作られた高杉のお弁当に、久留里は励まされます。次第に協力しておかずを作るなど、お弁当が2人の絆を深めていくコミックです。
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高校受験を失敗した息子が翌年に高校に無事入学し、父親は3年間、毎日お弁当を作る決心をします。お弁当の写真とともに、そのときの想いや出来事が綴られている本書。仕事で地方に出かけた際には、そこで総菜や乾物を購入してお弁当に入れたりするなど、自然とコミュニケーションを取りたくなるような工夫が参考になります。
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ANA機内誌『翼の王国』で連載していた、阿部夫婦が全国各地を取材したお弁当のエッセイ。39名のお弁当が紹介されています。お弁当を食べながら、仕事、家族、幼いときのこと、お弁当にまつわるエピソードなどを語ってくれる人たち。家族への愛情が感じられて心が温かくなり、お弁当を作りたくなる元気をもらえます。
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