ブックキュレーターhonto編集員
今すぐ書店に出かけたい!という気分にさせてくれる本
書店とは本が買える場所というだけではなく、営む人、働く人、訪れる人たちが本を媒体として時間を共有し、そこから多くの物語が生まれるドラマチックな場所でもあるのです。そのことがよくわかる本を集めました。どの一冊を読んでも、書店に出かけたくてウズウズしてくるはずです。
- 22
- お気に入り
- 1353
- 閲覧数
-
孤独で偏屈なフィクリーが営むのは島唯一の書店。ある日、大切なエドガー・アラン・ポーの稀覯本(きこうぼん)が盗まれ、店に少女が置き去りにされるという事件が発生。少女を育てることにしたフィクリーの人生が、周囲の人々との関わりを通して描かれ、やがて事件の謎も解明されます。各章のタイトルに使われた短編小説も、読みたくなってくることでしょう。
-
本屋稼業
波多野 聖(著)
紀伊國屋書店の創業者・田辺茂一と、その片腕であった松原治の生きざまを追った伝記的小説です。坊ちゃん育ちで粋人の田辺と頭脳明晰でビジネスセンスに優れた松原が、それぞれの個性を活かした努力と情熱で紀伊國屋書店を発展させていきます。その様子は戦後復興時のエネルギッシュな空気感とあいまって、読む者をワクワクさせてくれます。
-
世界の美しい本屋さん いつか行きたい世界中の名店ガイド
清水 玲奈(著)
イギリス、アルゼンチン、ギリシャなど世界20ヵ所の書店が、カラー写真とその店に関するエピソードで紹介されています。オペラ劇場やゴシック教会の建物を使った書店などは、「実在するの?」と思ってしまうほどの美しさです。アクセス情報も掲載されているので、書店訪問を目的に海外旅行に出かけるのもいいかもしれません。
-
本屋になりたい この島の本を売る 増補
宇田 智子(著) , 高野 文子(イラスト)
大手書店を退職し、一風変わった古書店を沖縄で開いた著者。新刊書店や図書館についてや、本を通した人との関係など、さまざまなことが平易な文章で書かれており、本という文化の魅力を改めて感じさせてくれます。書名のように「本屋になりたい」と思ったことがある人には、特にオススメのエッセイです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です