自分も人に親切にしたくなる！やさしい主人公が魅力的なコミック

気弱な主人公・柄本つくしが知り合ったのは、天才サッカー少年の風間陣。彼に導かれるようにつくしが入部したサッカー部は、名門チームだったのです。仲間たちとサッカーを続けるために主人公が見出した武器は「やさしさ」。車いすの母を支え、仲間を思いやるつくしを見ていると、自分も困ってる人を助けたいと思えてきます。

主人公・黒沼爽子は、貞子のような長い黒髪から「貞子」と呼ばれ、周りから疎まれています。そんな彼女は進んで雑用を引き受け、人の悪口を一つもいわない素直でいい子。物語が進むにつれて彼女のよさに気づく人が増え、爽子は周りの人も自分も幸せにしていきます。誰かにやさしくするっていいな、とつくづく感じられる物語です。

おっとり平和主義の高校生の奈緒に、ある日突然、告白してきたのは赤髪、ピアスで見た目が不良の鬼瀬君。恐怖に震える奈緒でしたが、手作り弁当を作り、登校中にゴミ拾い、誰よりも他人にやさしい彼に、どんどん惹かれていきます。甘い恋にキュンキュンしながら、天然でやさしい鬼瀬君を見習いたくなってしまうでしょう。

魔界の王を決めるため人間界でくり広げられる、100人の魔物の子の戦い。互いを傷つけ、裏切りあうこの戦いを2度と行わせないために、主人公の魔物の子 ガッシュは,パートナーの人間・高峰清麿とともに王様を目指します。困っている人がいれば敵すら助けようとするガッシュの姿に、誰かに手を差し伸べる勇気をもらえます。

いじめられっ子だった幕の内一歩。彼がボクシングと出会って明るく変わっていき、どんどん強くなっていく様子が読んでいて爽快なコミックです。迫力満点の試合シーンもさることながら、どんなに強くなっても周りの人への感謝を忘れず、対戦相手も思いやる一歩を見ていると、自分も謙虚に人にやさしく生きたいと思えてきます。