ブックキュレーターhonto編集員
とことん魅了されます!着流しの似合う剣の達人が登場する時代小説
剣の達人が冴えた太刀さばきを見せる時代小説は数あれど、袴を着けずに着流し姿で剣をふるうヒーローが出てくるものはそれほど多くありません。まずは着流しをスッキリと着こなす粋な立ち姿や挙措をご堪能ください。そして、いざことが起こった際の立ち回りにほれぼれしつつ、彼らの人間的魅力にも心惹かれて、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。
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バテレンと日本人のハーフにして円月殺法の使い手である眠狂四郎は、黒羽二重の着流し以外ほとんど身に着けません。そして浪人の身ながら水野越前守忠邦の側用人である武部仙十郎の命を受け、さまざまな事件を剣で解決していきます。市川雷蔵、田村正和、片岡孝夫らが演じた狂四郎を思い浮かべつつ、ご堪能ください。
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額にある三日月型の「天下御免の向こう傷」でおなじみの早乙女主水之介こと「旗本退屈男」が、諸羽流青眼崩しの剣をふるって活躍します。テレビドラマでは派手な着流しですが、原作では眠狂四郎と同じく黒羽二重の着流しがトレードマーク。強きをくじき弱きを助ける義侠心の持ち主で、江戸庶民からは「退屈のお殿様」と呼ばれて慕われています。
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主人公の宗次は気品あふれる妖し絵を描かせたら天下一、ともいわれる浮世絵師です。その正体は梁伊対馬守隆房という大名にして大剣聖の息子であり、父譲りの揚真流剣法の達人です。江戸市中を闊歩すれば、行き交う女性がことごとく秋波を送るという「役者にしたいほどいい男」が、着流し姿で見せる立ち回りに酔いしれてください。
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長谷川平蔵こと「鬼の平蔵」が活躍するシリーズ第5巻収録の1編「兇賊」にて、着流し姿の鬼平が見事な剣さばきを披露しています。江戸市中見回りに赴き、老盗・鷺原の九平が営む居酒屋で酒食を楽しんだ直後、3人の浪人に襲われた鬼平。彼らは、極悪非道の大盗・網切の甚五郎が鬼平暗殺を企んで送り込んだ刺客でした。
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