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『翔んで埼玉』が時代を越えて大ヒット!魔夜峰央の魅力が堪能できる本
『パタリロ!』がアニメ化され大ヒットするなど、1980年代にはギャグ漫画家として不動の地位を築いた魔夜峰央。2015年にはテレビやSNSで約30年前のギャグ漫画『翔んで埼玉』が話題となり、復刊された同書は3ヵ月で55万部を突破する異例の大ヒットとなりました。そこでここでは、魔夜峰央の魅力を堪能することができる本を紹介します。
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過激な埼玉県イジリがテレビなどで話題になり、1980年代半ばに描かれたものながら2015年に復刊され大ヒットを記録したギャグ漫画です。東京の名門校に転校してきた容姿端麗で文武両道の男子高校生が、あることから埼玉県民解放運動に身を投じていきます。突拍子もない設定ですが、執筆当時は埼玉在住であったという著者の埼玉愛を感じる一冊です。
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2016年時点で97巻まで刊行され、少女漫画誌に掲載されているものとしては異例の長期連載となっているギャグ漫画です。架空の国マリネラの国王パタリロを主人公に、ギャグはもちろん、SFやミステリーの要素をはらんだ展開になることもあります。ちなみに本書のなかでは、たびたび千葉県のことがイジられています。
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7歳の妖怪始末人のトラウマと貧乏神がコンビを組み、妖怪退治をする短編連作の漫画です。退治といっても、貧乏で力もないトラウマと貧乏神はもっぱら悪知恵や駆け引きでその場を切り抜けています。その2人の軽妙で脱力的な掛け合いが本書の魅力といえるでしょう。ほかの妖怪漫画にはない独特な世界観が展開されています。
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魔夜峰央はエッセイ漫画も数多く発表していますが、本書では絵画界の奇才サルバドール・ダリの魅力に迫っています。パタリロ殿下とミーちゃんによる「ダリ的魔法術」という講座漫画も収録。魔夜峰央の漫画からはジャンルを問わない教養を感じることが多いのですが、その一端が垣間見られる興味深い一冊です。
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