ブックキュレーターhonto編集員
いいことずくめの瞑想法「マインドフルネス」を理解&実践するための本
アメリカの大企業などで取り入れられ、日本でも広まりつつある「マインドフルネス」。疲れた脳を休息させることで集中力が増し、ストレスを軽減させて心の平静を保つことにより免疫力まで高まるともいわれています。いいこと尽くめの瞑想法を理解し、実践するために役立つ本をピックアップしました。マインドフルネスの先を見据えた本も、あわせて紹介します。
- 63
- お気に入り
- 4712
- 閲覧数
-
マインドフルネスストレス低減法
J.カバットジン(著) , 春木 豊(訳)
アメリカ生まれの著者は東洋の瞑想法を自ら学び、心理療法の分野に取り入れました。開発したプログラムは「マインドフルネスストレス低減法」と呼ばれ、脳科学や免疫学の分野でも活用されています。本書はそのプログラムの内容や方法をまとめたマインドフルネスの原点と目されており、この瞑想法を学ぶ者が最初に目を通すべき本だといえるでしょう。
-
呼吸による癒し 実践ヴィパッサナー瞑想
ラリー・ローゼンバーグ(著) , 井上 ウィマラ(訳)
マインドフルネスのもとになったブッダの瞑想法から、「アーナーパーナサティ・スートラ」という呼吸に焦点を当てた瞑想法を解説しています。呼吸を観察する瞑想法は、マインドフルネスでも最初に学ぶべき大切な要素です。本書はマインドフルネスに興味をもった人にとっては、必読の書になっています。
-
ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門 豊かな人生の技法
ウィリアム・ハート(著) , 日本ヴィパッサナー協会(監修) , 太田 陽太郎(訳)
ゴエンカ氏は「ヴィパッサナー瞑想」の指導者であり、世界に広めることに貢献した人物です。本書は彼の指導内容がわかりやすく、コンパクトにまとめられています。ヴィパッサナー瞑想法の核心を突く言葉が随所に散りばめられ、マインドフルネスを学んでいる者の心に響く内容となっています。迷いが生じたときに、ぜひ読んでみてください。
-
脳は何もしなくても疲れていくので、身体を休めただけでは真の休息にはならないのだそうです。つまり脳を休めるためにマインドフルネスが必要、ということを精神科医の立場から理論的に解説しています。マインドフルネス瞑想を実践するに当たって、理論武装するために読んでおきたい一冊です。
-
著者の1人は形骸化した日本仏教に限界を感じ、マインドフルネスに活路を見いだそうとした仏教僧です。そのために日本の仏教からチベット仏教に乗りかえて、瞑想法を学びました。さらにマインドフルネスにも限界を感じ、さらなる先を目指しています。マインドフルネスの先を見据えたい方は、その参考としてぜひ読んでみてください。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です