輝け地味系男子！非モテ男子のきらりと光る個性に惹かれるコミック

高校2年の湯神くんは、成績優秀なうえに野球部のエース。人気者のスペックを満たしながらも外見は地味で、マイペースすぎて理屈っぽい彼はクラスでも部活でも浮いています。でも、いつも1人で楽しそう。孤独を愛する精神力の強さと正論すぎる理詰めの潔さが素敵に見えてくれば、彼の魅力にはまってしまうのは一瞬です。

ボサボサ頭の恐竜オタクであるアヤメくんは、どう見てもサエない草食系男子に見えます。でも、のんびりおっとり口説く言葉は、まさかの「おっぱい触らせてください」！うろたえる先輩の女子大生と同様に、読む側も「読み間違えたかな？」と思ってしまうほど意外です。でもその意外な肉食ぶりに、グッときてしまいます。

眼鏡で静かな男子高生の町田くんは、勉強もスポーツも苦手。でも、愛し愛される才能は誰にも負けません。女子の荷物を率先して持ってあげる、見知らぬおばあちゃんを介助するなど、何の気負いもなくスムーズに誰かを支えてしまえる彼の魅力は、読むほどにじんわりと伝わってきて、いつしかファンになっています。

中華店ではいつも1人でピータン豆腐を食べているため、「ピータン」と常連客から密かにあだ名されている大森さんは、ポッチャリ眼鏡の冴えないおじさん。でも電車の酔っぱらいを撃退したり、礼儀正しかったり、やさしかったり、お土産物に詳しかったりと、魅力が判明するたびイケメンに見えてくるから不思議です。

アニメやゲームが大好きなヒョロヒョロの高校生・小野田くんは、オタクが高じてママチャリで往復90キロの秋葉原通いを実践中。同級生に才能を見出されて自転車競技の世界に踏み出すと、そのおもしろさにのめり込みはじめます。主人公のひ弱な見た目と、自転車で情熱的に走り抜ける姿とのギャップに萌えるコミックです。