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小説家 ガルシア=マルケスについて、より深く知る本
コロンビアを代表する小説家、ガルシア=マルケス。彼が小説に書いた出来事は、すべて現実に基づいているといわれています。しかし小説のなかには、とても現実とは思えないシーンもたくさん登場。彼の周りでは、どのようなことが起こっているのか?気になる方にオススメの、彼の発想の源泉を知ることができる対談本などを代表作とともに紹介します。
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グアバの香り ガルシア=マルケスとの対話
G.ガルシア=マルケス(著) , P.A.メンドーサ(聞き手) , 木村 榮一(訳)
同僚だったジャーナリストとの14章からなる対談本です。本書を読むことで、作家になるまでの道程や代表作について、また興味のあることなど、ガルシア=マルケスの全貌を知ることができます。有名になったことの弊害や、著名になった後は女性を選び放題なのになぜ浮気しないのかなど、友達ではないと聞きづらい質問にも答えています。
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物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室
G.ガルシア=マルケス(著) , 木村 栄一(訳)
テレビ局からラブストーリーの脚本を書くよう依頼されたガルシア=マルケス。自分の代わりに若手脚本家が書いた脚本を作品として完成させるため、ワークショップを開催。的確なアドバイスをするとともに、他のメンバーの意見を作品に取り入れるなど、ベストな作品を作るために妥協しない彼の姿勢を見ることができます。
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ぼくはスピーチをするために来たのではありません
G.ガルシア=マルケス(著) , 木村 榮一(訳)
スピーチ嫌いのガルシア=マルケスが、17歳から80歳までにおこなった22の講演を一冊にまとめた本です。ノーベル賞受賞の際の講演や友人に贈るスピーチなど、さまざまなスピーチを掲載。ラテンアメリカ問題への関心の深さや、家族・友人・言葉などに対する誠実さをうかがい知ることができます。
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生きて、語り伝える
G.ガルシア=マルケス(著) , 旦 敬介(訳)
生まれたときから20代後半にヨーロッパへ旅立つまでを描いた自伝です。両親のように育ててもらった亡き祖父母の家を、母と売りにいくシーンから物語ははじまります。彼の小説の魔術的な面は、祖母やおばたちと過ごした幼少期の影響が強いことが感じられる一冊。ボゴダ暴動や死亡予告など、濃い人生経験がたくさん語られています。
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百年の孤独
G.ガルシア=マルケス(著) , 鼓 直(訳)
ガルシア=マルケスが子ども時代に住んでいたアラカタカをモデルにしたマコンドを舞台に、ブエンディア家の100年の歴史を描いた小説です。彼の作風である、夢か現実かわからないようなシーンが多く登場。恋愛や革命などにはまさしく命がけなのに、過ぎたことは引きずらない、南米人独特の乾いた感覚が味わえる一冊です。
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