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次はあなたが選ばれるかも?裁判員制度をコミックで勉強しよう!
2009年からスタートしている裁判員制度ですが、まだ「自分には関係ない」と思っている方も多いことでしょう。だけど今年は、あなたの元にも「裁判員候補者名簿に登録された」という通知が届くかもしれません。いざというときに慌てないために、裁判員制度について正確かつわかりやすく描かれたコミックを読んで、楽しみながら勉強しておきましょう。
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過去を見る(=真実を知る)能力をもつ裁判官、という奇抜な設定のキャラクターを通して、「裁判では必ず正しい判決が下されているのか?」という多くの人の心の中にある疑問に迫ります。そこで重要な意味をもってくるのが、法律のプロではない人が判決に関わる裁判員制度。正しい裁きとは何か?ということを考えさせられるコミックです。
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裁判員の女神 1 知らずに人を裁くのですか? (マンサンコミックス)
かわすみ ひろし(画) , 毛利 甚八(作) , 井垣 康弘(監修)
若く優秀な女性裁判官を主人公に、裁判員裁判が描かれています。被告人のみならず、裁判官3人、裁判員6人という「裁く人」それぞれの個性や人間ドラマをしっかりと見せることで、人が人を裁くということの難しさを伝える構成が秀逸です。重くなりがちなテーマも主人公の明朗な魅力でうまくバランスが取られています。
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1件の裁判員裁判を全2巻でじっくり描いたコミックです。フリーターの主人公が裁判員となり、ネットカフェ難民、アニメヲタク、いじめ、ひきこもりといった現代社会の様相をベースにして、ストーリーが進行します。ミステリー的な要素も盛り込まれていて、読者は真実をめぐる謎に翻弄されつつ、いつの間にか引き込まれているはずです。
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if〜裁判員に選ばれて〜
坂口 みく(著)
出産を控えた主婦である主人公が候補者名簿に載ったという通知を受け取り、実際に裁判員として公判の3日間を終えるところまでの様子が詳細に描かれます。裁判員に選ばれたことを周囲に話してもよいのか?法廷で発言はできるのか?といった疑問が、ストーリーのなかで自然なかたちで説明されていて、制度についてとてもよく理解できる良書です。
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裁判を傍聴するライターの視点でさまざまな裁判が描かれます。「レイプ犯に対する女性裁判員の判断は?」「ドラマのようにカッコイイ検事は実在する?」といった事例も取り上げつつ、裁判員に選ばれたらあなたは被告人に「死刑」といえるのか?と問いかけます。コミックではありませんが、裁判員制度を自分のこととして考えるきっかけとなる一冊です。
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