スポーツ系だけじゃない！あの頃の青春がよみがえる文化系部活を描いたコミック

競技かるたをテーマに、かるた部に所属する女子高生が名人を目指し努力していく物語です。かるたは、読み手が発する最初の一音に反応する瞬発力と、残りのかるたを頭のなかで整理しておく知力も必要な頭脳戦。部室で黙々と練習に励む様子、ライバルとの真剣勝負、大会でのピリッとした緊張感など、当時の感覚がよみがえります。

小学生の主人公が、天才囲碁棋士の幽霊に憑かれたことをきっかけに囲碁をはじめます。中学では囲碁部に入り、その後プロ棋士を目指していく物語です。囲碁を通して出会ったライバルたちから刺激を受けて奮い立つシーンや、強豪校との実力差に打ちのめされるシーンは、部活経験者であれば思わず「あるある」と頷いてしまうでしょう。

部員不足で廃部寸前だったた書道部に入部させられた、男女の高校生2人が主人公の物語。2人は初心者ながら書道の腕を磨いていきます。自分の作品をはじめて人に見てもらったときの喜びや、各自で役割分担してチーム全体で作品を作り上げていくおもしろさなど、文化部だった人なら共感できるエピソードが満載です。

廃部寸前の軽音部に入部した5人の学生が主人公の学園コメディです。試合やコンクールといった勝敗ごとはありませんが、それでも仲間と演奏しているだけで楽しめる、いい意味での「ゆるさ」に学生時代がよみがえります。難しかった曲が弾けるようになったときの喜びなど、音楽系の部活なら一度は体験した感動を思い出すでしょう。

名門吹奏楽部に入部した女子高生が、部内のレベルの高さにくじけそうになりながら、必死に頑張る姿が描かれた物語です。厳しい練習は運動部なみにも感じられますが、友人の支えも糧に努力する主人公。片想いの野球部員の応援で演奏するシーンもあり、文化部と運動部を越えた友情や恋愛にも懐かしさを感じるかもしれません。