読後、キャンパスライフが劇的に変わる!?大学生の日常を描いたコミック

肉眼で菌が見える特殊能力をもつ沢木惣右衛門直保の、農業大学での生活を描いたコミックです。ボスを倒さなければ終わらない春祭、日本各地のビール酒造が集まるオクトーバーフェスト、豚の丸焼きや自家製チーズなどが振る舞われる収穫祭など、魅力的な学園祭がたくさん登場します。あなたもぜひ、学園祭で大学生活を活性化させてください。

学校に毎日通わないといけない、という束縛から解放されるのが大学生です。先輩・鯨井ルカと後輩・入巣柚実は授業をさぼって飲み明かすなど、自由で自堕落な生活を送りつつも、「何かをしなければならない」というプレッシャーを抱き始めます。大学、さらには卒業後、自分は何をやりたいのか？そんなことを自然と自問するようになるコミックです。

「現代視覚文化研究会」略して「げんしけん」に集まった、漫画・ゲーム・アニメなどの二次元コンテンツを愛するオタク学生たちのゆるい日常が淡々と描かれています。驚くほどオタク文化が精細に描写されていて、「自分の好きなことを恥ずかしがらず、楽しもう！」という力強いメッセージを感じることができるコミックです。

手先が器用で何か作るのが好きだから、というだけの理由で美大に入った竹本祐太は、片思いの少女・花本はぐみとの出会いや、自転車でひたすら北を目指す無計画な旅のなかで成長していきます。「なぜ迷うか。地図が無いからじゃない。オレに無いのは目的地なんだ」と竹本が言うように、目標が見つからずに悩む学生のエールとなるコミックです。

プロの指揮者を目指すエリート音大生・千秋真一と、天才的なピアノの才能をもちながらもやる気のない天然女・野田恵。普通なら出会うことがなかった2人が、音楽を通して心を通わせていきます。さらに、落ちこぼれと思っていた学生たちと演奏することで成長する千秋。多様な人たちと出会うことができる大学の魅力が、十二分に伝わってくるはずです。