がんばれ日本のものづくり！町工場を舞台にしたコミック

ものづくりを愛する元気娘ナツコが父から鉄工所を受け継ぎ、悪戦苦闘しながら周囲に認められていくドラマを描いたコミックです。次々にふりかかる難題を努力と工夫で乗り越えてゆくナッちゃんの姿に勇気づけられるでしょう。鉄工所の道具や作業がわかりやすく解説されていて、楽しみながら鉄工の基礎を知ることができます。

元エンジニアの著者が、日本の企業のものづくりのすごさを熱烈に紹介しているコミックエッセイです。地下の石油を探す装置から製麺機まで、さまざまなものをつくっている町工場が登場し、ディープなこだわりが語られています。企業としての採算と戦いながらよいものを作ろうとする職人たちの心意気と労苦に、思わず胸が熱くなります。

町工場の若き金属加工職人にある日、ボブスレーのソリづくりという珍しい仕事が舞い込んできます。ボブスレーは「氷上のF1」とも言われ、そのソリづくりは世界のトップメーカーが凌ぎを削るハイレベルなものでした。金がないなら技術で番狂わせを起こしてやる。そんな燃えさかる職人魂に、ワクワクが止まらなくなってきます。

とても珍しい、町工場を舞台にした少女漫画です。女だてらに親の工場を継いだやまとが官僚になった幼馴染みのメガネ男子・夏樹と再会し、産業政策をめぐって対立しながらもしだいに惹かれ合っていきます。2人は立場や主張の違いを乗り越えられるのか・・・、町工場での不器用な恋をドキドキしながら見守りましょう。

小さな鉄工所で働く溶接工とその家族や同僚の何気ない日々を描いた、ほのぼの系町工場コミックです。著者自身も元溶接工で、溶接をめぐるエピソードや描写はどれもリアルで興味深いものばかり。広島弁が飛び交う職人たちの日常はゆるくてコミカルなのですが、その根底には技術者としての静かな誇りがあることがヒシヒシと伝わってきます。