おやすみ前に布団で読みたい！泣いて笑って明日への活力になるコミック

主人公は「よつば」という名の5歳児です。台風のようにパワフルなよつばは、町を舞台に毎日冒険しています。物語は劇的なものではありませんが、珍しいもの、新しいもの、初めてのもの、何をも怖れずどんどん楽しむよつばの姿に、読者はきっと一緒に楽しくなるはずです。おやすみ前によつばと一緒に冒険して、楽しい夢を見てください。

漫画家・西原理恵子が、2人の子どもを育てる「かあさん」としての日々を描いたコミックです。1話1ページの構成ですが、たった1ページと侮るなかれ。強烈なギャグと風刺で常識を蹴飛ばし、体裁をかなぐり捨てて現実に体当たりしていくかあさんの姿が痛快です。読んでスカッとしたところでおやすみなさいませ。

漫画家・竹内佐千子は、レスビアンですがイケメン大好き。担当編集者・M田とともに「珍所巡りのぶらり旅・イケメンもあるよ」に出掛けます。イケメンを求めて珍しい場所に行っては呆然とし、珍しい人と出会っては騒然とする2人。彼女たちの天に昇ったり窮地に陥ったりする捨て身の実録ギャグ漫画で笑って、愉快な気分で眠りましょう。

新米ナースの似鳥ユキエは、先輩の指導にビクビクしながらいつも病棟を右往左往しています。それでも持ち前の負けん気とがんばりで、手強い患者や処置に取り組んでいきます。意地っ張りでどこか抜けていて、しかし一生懸命なユキエのたくさんの失敗と決して失わない希望に、いつしか読み手も笑ったり泣いたりしながら元気が出てしまうコミックです。

はんてんを着て頭に缶詰を乗せた野良猫の遠藤平蔵は、毎夜「泣く子はいねが～」と夜廻りをして、街の片隅で人知れず泣く人を探しています。涙の匂いをたどる遠藤は、何ら解決に導くことはありません。ただ側にいるだけです。けれども人の心はほぐされていきます。読者の心もきっとほぐれます。寝る前にほっと一息ついてください。