魚をもっと身近に感じる！水族館に行きたくなる本

獣医師の海崎、新任飼育員の七瀬、海の生き物たちの水族館ライフが描かれたコミックです。水族館の生き物のかわいい妄想で頭がいっぱいの七瀬、頭を舐めようとするほどイルカを偏愛する海崎、水槽のイルカたちを先生のように統率する、しっかり者イルカなど。動物も人間も個性的なキャラクターであふれ、水族館の楽しさがいっぱいです。

普段はなかなか見ることができない深海魚の豆知識を写真つきで学べる一冊です。天敵から身を隠すために深海に逃げたなど、深海魚が生まれた理由を知ったり、ただヘンテコな見た目の深海魚を見て楽しんだりと、大人から子どもまで楽しむことができます。不思議な深海魚を見ていると、普段よく見る魚にも愛着がわいてきます。

忘れん坊な魚のドリーが、自分に両親がいたことを思い出して両親を探す冒険に出るお話です。口が達者でお調子者のドリーが広い海を泳ぎ回る姿にワクワクし、仲間と協力して必死に両親を探す姿を応援したくなります。やさしい感情をもったドリーたちを見ていると、水族館に行ってたくさんの魚と思わず話したくなるでしょう。

新米イルカ担当職員の由香を通して、水族館の裏側やイルカのかわいさを知ることができる小説です。清掃、ショー練習、事務作業など多岐にわたる業務をこなす飼育員の大変さを知ったり、仕事に悩む由香の心を読み取り励ましてくれるやさしいイルカを見ていると、イルカのショーを見に水族館に足を運びたくなるはずです。

海洋大学で教授を務めるほど魚に精通した著者が、魚の魅力を絵を交えて伝える一冊です。自分の体で結び目を作り獲物を捕らえるウツボ、実は80年も生きる長生きなコイなど、意外な生態や魚に関する知識をまるで実物を見ているかのようなイラストつきで学べます。本書で魚の生態を学べば、水族館をより楽しむことができます。