ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
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アリ対猪木 アメリカから見た世界格闘史の特異点
ジョシュ・グロス(著) , 棚橋 志行(訳) , 柳澤 健(監訳)
アリVS猪木!オレはリアルタイムでこの世紀の一戦をテレビで見た。マットに寝たきりの猪木に何度も「起きて戦え!」とテレビ画面に向かって叫んでたのを覚えてる。この本はそんな伝説の戦いについてのアメリカか側の関係者へのインタビュー。要するにプロレスはアメリカでもショーだが、このアリVS猪木戦だけはリアルファイトだったってことがわかる!
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オレがリアルタイムでテレビで見てたプロレスの舞台裏を著者は当時の関係者にインタビューしていく。なぜ1970年代は日本だけプロレスが社会現象になったのか?猪木はこの時期にアリ以外に2人の外国人レスラーとリアルファイトをしてる。が、著者はプロレスはショーでは?という疑問を抱えたまま当時の関係者に取材。で、アリ以外との2戦もガチなリアルファイトだったことが判明!巻末の猪木本人のインタビューも素晴らしい!
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新日本プロレス10大事件の真相
佐山 聡(ほか著) , 新間 寿(ほか著) , ミスター高橋(ほか著) , ターザン山本(ほか著)
有名な新宿伊勢丹前事件。タイガージェットシンに襲撃されたアントニオ猪木と妻の倍賞美津子。この事件の真相は?翌日、東スポの1面になるわけで、当時オレはマジだと思っていたがいま思うとタイミングよく新聞社のカメラマンがそこにいるのもおかしい。ダマされた!あとタイガーマスク佐山聡の引退の真相など、70年代から80年代頭にプロレスに熱狂した人は必見!
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アントニオ猪木自伝
猪木 寛至(著)
猪木本人が初めて語る、少年時代のブラジルでの生活からアリとの異種格闘技戦、金銭トラブル、引退やらプロレス内でのもめ事の真相を暴露!本人が語ってるので真実なんだろうけど「ホントかよ?」と疑問に思う内容も多い。『完本 1976年のアントニオ猪木』と併せて読むとさらに面白い!
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猪木の試合を数多く裁いてきた元レフュリ―である著者がプロレスの裏側を完全暴露!物心ついた頃から「もしかしてプロレスってヤラセ?」とちょっとは疑問に思うことはあった。が、それでも猪木の試合を見るとここまで流血しててヤラセはないだろう!と思っていたが、ま、面白ければそれでいい!と自分なりに納得してた。で、この本はプロレスが台本がありその通りに試合が進んでいくというヤラセを暴露!猪木は台本無視して現場を混乱させまくる、という話は面白い!というか猪木が面白い!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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