男手一つで子育てに奮闘！シングルファザーの育児に胸が熱くなるコミック

主人公・河地大吉が、祖父の隠し子であった鹿賀りんの保護者になることからはじまるストーリー。彼女と過ごす時間を確保するために、「会社に自分の代わりはいてもりんの保護者は自分しかいない」と考えて、残業の少ない部署への異動を希望。そんな保護者として大吉が頼もしく成長していく姿が、胸にジーンと響きます。

父親の千広と中学生の娘・詩万は2人暮らし。詩万が、女性として身体が成長した証である「初潮」に戸惑ったり、思春期の訪れにより父の言動にいらだちを覚えるようになる様子も描かれます。「父」が「娘」を育てる過程で発生する問題に頭を悩ませながらも、娘の気持ちに寄り添おうとする千広のやさしさに心を揺り動かされます。

テレビでは天使のような笑顔を見せる人気アイドルの直樹と、彼の自分勝手な性格を嫌う直樹の息子・砂名の愛情が描かれている物語です。息子を大切に想う気持ちを素直に伝えられないけれども、砂名の恋路を陰からサポートしたり、商売敵から身を挺して砂名を守ることを厭わない直樹。その不器用ながら深い愛情にグッときます。

半年前に妻を失った高校教師の犬塚公平が、娘のつむぎにおいしい手料理を食べさせるため、学校の教え子と協力しながら料理に挑戦するストーリー。子育てをするうえで避けて通れない「料理」に苦手意識をもっていた公平が「食」に向き合い、愛する娘とおいしいものを一緒に食べる喜びを共有する姿に、心が温まります。

死んだ恋人の子ども・崇を引き取り育てる須田真琴。母を求める幼い崇を安心させるため、女装して母のふりをしたところ、作戦は大成功。しかし彼が11歳になった今でも、自分が男だといい出せません 。恋人もつくらずエステに通ってまで一人二役を演じ、崇を傷つけないよう大切に育てる真琴の献身的な親心に胸が詰まります。