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入門本としてもオススメ!歌舞伎役者や競売人などの愛好者が語る骨董の世界
骨董とは高額な値をつけられた由緒正しい古いもの、だけではありません。長い時間を経たものだけが持つ魅力や奥深さなど、金額だけではない骨董の本当の楽しみ方を知ることができる本を紹介します。歌舞伎役者やオークションの競売人など、骨董愛好者が語る骨董の世界は、今はまだ骨董に興味がないという方もきっと楽しめるはずです。
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歌舞伎役者・四代目市川猿之助が襲名前から茶道雑誌「なごみ」で連載していた随筆と、自身のコレクション写真が多数掲載されています。骨董を生活の器として愛用する姿からは、骨董に心底ほれ込んでいる様子が伝わってきます。『果たして自分はどんな物語を器たちに託せるだろうか』と語る、著者の骨董への想いの深さが伝わってくる一冊です。
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白洲正子の骨董についてのエッセイを集めた本書には、独特の骨董哲学が語られています。無価値とされているものから価値を見いだす彼女の骨董の楽しみ方は、骨董仲間の小林秀雄から『だから素人はおそろしいよ』と言われるほどユニークでした。「なんでもないもの」とは著者の骨董哲学だけでなく、人生哲学をも表しているのかもしれません。
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アンティークは語る
マーク・アラム(著) , 藤村 奈緒美(訳)
長年ロンドンでオークションの競売人として働いてきた著者が、世界のアンティーク事情ついて記した本です。西洋アンティークの歴史、高額商品や贋作についての裏話などが、短いページ数で簡潔にまとめられています。思いもよらないコレクターズアイテムについても書かれていて、骨董の世界の広さにびっくりさせられることでしょう。
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そう、これも骨董なのです。
勝見 充男(著) , 山口 規子(写真)
「これも骨董なの?」と思わず言ってしまう、骨董屋が語るカジュアルな骨董入門本です。軽妙な語り口で紹介されている骨董には写真も多数掲載され、まるで骨董屋で店主とおしゃべりをしているように読めてしまいます。骨董収集のはじめの一歩は、好きなものを集めることから始まります。本書で骨董の世界へ第一歩を踏み出してみてはいかがでしょう。
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