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ダサくて不器用なのが魅力!悩める純情男子に惹かれる青春小説&エッセイ
青春モノといっても、登場するのは爽やかイケメンではありません。どちらかといえば、うだつの上がらない男子たち。自意識過剰で性欲過剰。理想は高いのに自信がなくて、女の子とのコミュニケーションもギクシャク。でも、ときどき見せるピュアな想いや嘘のないリアルな姿に、不思議と惹かれていってしまう主人公が登場する本を集めました。
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中島らもが自分の学生時代を描いたエッセイです。超進学校に通うも、飲酒・喫煙・バンド活動で成績もつけられないほど落ちこぼれていく日々。でも、どんなに格好つけても坊主頭でサマにならないのが悲しいところ。ほとんど口も聞かないまま終わってしまった愛称「ペコちゃん」との初恋など、ピュアなエピソードも満載です。
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クラスメイトを俗人間と馬鹿にして、マニアックな映画や音楽、そして毎日3回の自慰行為にふける高校2年生の大橋賢三。そんなさえない彼は、ある日、クラスで一番の美少女・山口美甘子と映画館でバッタリ出会います。賢三のギクシャクとした会話にクスッとしつつも、美甘子へのピュアな気持ちにキュンとなってしまいます。
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学校もアルバイトも、何もかもが面倒くさい大学生「僕」の、あてどない日常を描いた小説です。サラリーマンを馬鹿にしつつも、自分の将来は不透明。焦りや不安はあるけれど、何を考えても行きつく先は結局「エロ」と「女の子」。その二つへのピュアな執着心には、あきれや嫌悪感を越えて、頭が下がる思いすらします。
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お金も未来も希望もなく、社会の底辺で腐っていた20代の「ボク」を救ってくれた、かつての恋人との思い出を綴った小説です。雑誌で読んだマニュアル通りのデートに、泊まるのはいつも安いラブホテル。不器用で格好よくはないけれど、彼女への真摯な想いと、『自分よりも好きになった人』という言葉に胸を打たれます。
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