ブックキュレーター永野数学塾塾長 永野裕之
大人のための数学「再入門」
学生時代には、定理や公式、解法を暗記して問題を解くことに終始してしまいがちな数学。でも数学を学ぶ醍醐味は「暗記」とは対極にあります。テストに追われる必要のない大人にこそもう一度数学に触れて欲しい、そして数学を学ぶ本当の意義を感じてもらいたい、そう願って選びました。
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私の処女作。数学が苦手だったすべての大人の方に「数学が苦手だったのは『才能』がなかったからじゃない。単に勉強法が間違っていたからだ」と思ってもらえるように精魂こめて書きました。本書で紹介している「どんな問題も解ける10のアプローチ」は受験生も必見です。
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虚数の情緒 中学生からの全方位独学法
吉田 武(著)
なんと全1000ページの大著。サブタイトルには「中学生からの全方位独学法」とありますが、内容は大人が読んでも十二分に読み応えがあるものばかり。数学そのものの意味と役割だけでなく、学ぶとはどういうことか、知性とはなにか、科学とはなにか、といった哲学や美学までもが圧倒的な情報量の中で語られています。
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5分でたのしむ数学50話
エアハルト・ベーレンツ(著) , 鈴木直(訳)
ドイツの全国紙に連載されていた数学コラムをまとめたもの。気軽に読める「数学こぼれ話」が満載で、肩肘はらずにリラックスしながら読めると思います。それでいて、解説にいい加減なところはありません。著者が「ほら、数学って面白いでしょ?」と笑顔で手招きしている姿が目に浮かぶようです。
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東大の数学入試問題を楽しむ 数学のクラシック鑑賞
長岡 亮介(著)
私は高校生のとき、当時予備校のカリスマ教師だった長岡亮介先生のおっかけをしていました。本書を読めば「難問」の向こうに見える世界観と数学的に思索することの喜び・可能性を感じることができるでしょう。私を含め、多くの高校生がその情熱に感動し、数学の本質に触れる端緒となった伝説の講義が甦ります。
ブックキュレーター
永野数学塾塾長 永野裕之1974年東京生まれ。暁星高等学校を経て東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退。高校時代には数学オリンピックに出場したほか、広中平祐氏主催の「数理の翼セミナー」に東京都代表として参加。レストラン(オーベルジュ)経営、ウィーン国立音大(指揮科)への留学を経て、現在は個別指導塾・永野数学塾(大人の数学塾)の塾長を務める。NHK(Eテレ)「テストの花道」出演。朝日中高生新聞で『マスマスわかる数楽塾』を連載中。プロの指揮者でもある(元東邦音楽大学講師)。既婚。2女の父。公式Blog:http://naganomath.hatenablog.com/
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