ブックキュレーター絵本作家 こみねゆら
小さな世界を愛する人へ
耳をすまさないと聞こえない、小さなひそひそささやき声。見ようと思わないと見えてこないかすかな気配。忙しい日常のなかでふと足をとめ、小さな本の中の世界の音を、聞いてみたいと思う方に。
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いっぽ、にほ…
シャーロット・ゾロトウ(ぶん) , ロジャー・デュボアザン(え) , ほしかわ なつこ(やく)
小さな目に映る日常のシーンは、おどろきやかがやきに満ちていて。共にひとつひとつ発見しながら、ゆっくり道を歩いているようです。過ぎ去りながらつづく日々が、とても美しく思える絵本。
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ちいさなあなたがねむる夜
ジーン・E.ペンジウォル(文) , イザベル・アルスノー(絵) , 河野 万里子(訳)
描かれずに残された雪の白(紙の白)が美しい。北の国の夜がページの中から訪れてくるような、澄んだ空気に思わず姿勢をただしたくなるような、絵本です。冷たい空気の中をちょこちょこ走り回る小動物が、温かく愛おしい。
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ふゆがすき
ロイス・レンスキー(作) , さくま ゆみこ(訳)
はる、なつ、あき、ふゆ、四季のたのしさを描いた4冊の絵本の、ふゆの本です。この小ささがとてもうれしくて、ついつい何度もページをめくります。季節ごとの贈りものにうれしい本です。
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スワン アンナ・パブロワのゆめ
ローレル・スナイダー(文) , ジュリー・モースタッド(絵) , 石津 ちひろ(訳)
アンナ・パブロワの生涯を描いた絵本。バレエに魅せられた少女時代から、バレエの夢をかなえ、ひたすら踊る。広い画面にやさしい色で描かれたパブロワのすがたは、まるで、かろやかに舞う羽根のようです。
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自作ですみません!オルゴールの中で踊っていた小さなセルロイド人形が、旅をするおはなしです。いつかどこかにたどりつけるのか、はらはらしながら読んでいただけるとうれしいです。心をこめて、描きました。
ブックキュレーター
絵本作家 こみねゆら熊本市生まれ。東京芸術大学美絵画科、同大学大学院で油絵を学ぶ。1985年に渡仏、パリボザール、パリ第8大学に通う。1992年、フランスで初めての絵本『Les deux soeurs』を出版。1994年に帰国し、絵本作家、イラストレーター、人形作家として活躍。『さくら子のたんじょう日』(作/宮川ひろ、童心社)で第10回日本絵本賞、『ともだち できたよ』(文/内田麟太朗、文研出版)で第18回日本絵本賞、『ミシンのうた』(講談社)で第47回講談社出版文化賞絵本賞受賞。主な絵本に『オルゴールのくるくるちゃん』(講談社)、『しいちゃんふうちゃんほしのよる』(佼正出版社)、装画に『すきまのおともだち』(作/江國香織、集英社)などがある。
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