ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
日本の犯罪史上最狂最悪の犯罪者、宅間守本5冊。
大阪教育大学付属池田小学校で小学生8人を刺し殺した、無差別殺人事件の犯人、宅間守。この狂気の男の関連本は数多く出版されてる。すでに死刑になってこの世にはいないが、未だにこの男が題材の本が発売され続けている。
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宅間と17回面接し、精神鑑定をした精神科医による著書で裁判所へ提出された精神鑑定書をほぼそのまま掲載している。これ読むとね、宅間はもう産まれた時から狂気を持ってたわけで、精神病というより重度の人格障害者だったということがよくわかる。とにかく、この本では宅間の両親、宅間の育った環境から無差別殺人を犯すまでを時系列に詳細に書かれてる。分厚い本だが読み応えはある。
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特集1『宅間守精神鑑定書』を読む
飢餓陣営(編) , 佐藤 幹夫(編)
宅間の精神鑑定書の解説本かと思いきや、精神医学の専門用語だらけでこれはある意味医学書なのでは?と思うほど難解な本。要するに人格障害ってなんぞや?とか精神医学における人格障害について著者と精神鑑定人と対談したりしてる。宅間守の障害についてがメインだが、話の内容は広い意味での精神医学なのです。
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前略、殺人者たち 週刊誌事件記者の取材ノート
小林 俊之(著)
殺人事件の取材一筋30年の著者自ら語る、凶悪殺人事件の裏側!著者は宅間守の自宅に何度も通いつめ、宅間の父親と一緒に酒を飲む関係にまでなるんだけど、この父親がとてつもない!自宅でほぼ裸で過ごしてるという。真っ昼間からパンツもはかずにフルチンで著者の取材に答えてるわけだが、もうね、それだけで宅間の異常性が伝わるよ・・・。この親にしてこの子あり!ということの典型です!
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著者が凶悪殺人者と手紙と面接で取材した事件の真相を暴く!宅間守とも何度か面接してるが、宅間が反省の言葉は一度も言わない。著者は「生まれながらの犯罪者はいない」と言い切ってますが、宅間守だけは生まれながらの犯罪者だと思うんだけどなあ。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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