ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
日本にかなりある知られざる廃墟!オススメの5冊がこれ
最近、オレは廃墟巡りの低予算DVD作品にナビゲーター役でレギュラー出演してる。廃墟の場所は千葉や茨城の僻地。廃墟マンションや潰れた飲食店をメインによく行くんだが、どこもヤンキーの落書きだらけで怖さにかける!まだ誰も知らない衝撃度高めの不気味な廃墟に行ってみたいがそんなとこはないんだろうな・・・。
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新・廃墟の歩き方 探訪編
栗原 亨(著)
廃墟に興味を持った人はまずこれを読んだ方がいい。廃墟の初心者用の本です。オレは「新潟ロシア村」や「ジャングルパーク」みたいなテーマパークの廃墟はなかなか哀愁が漂ってて味わい深いなあ、と思ったりする。この本は廃墟の場所のいわくだけではなく、廃墟探索する場合の注意事項も詳しく書いてある。例えば警察に見つかると不法侵入で逮捕される可能性があるとか。なかなか親切な本です。
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廃墟紀行 荒廃した静寂な空間が語る郷愁
栗原 亨(著)
廃墟界の第一人者と言われてる著者の本。「廃墟の歩き方」「新・廃墟の歩き方」が売れたのでその第三弾として発売。廃墟の写真は少なめだけど、廃墟物件の場所をなんとなく特定できるような説明とその物件がなぜ廃墟になってしまったのかを詳しく説明。こちらも廃墟初心者の入門書的な廃墟本です。
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世界の廃墟
佐藤 健寿(監修・解説)
TBS系列でオンエアしてる「クレイジージャーニー」の準レギュラー的な立ち位置の佐藤健寿氏の廃墟本です。タイトルの通り世界中に今もある有名廃墟を写真付きで紹介。中国の畑の中にたたずむ謎のシンデレラ城、フランスにある第二次世界大戦中に突然村人全員が消えたゴーストタウン、日本の廃墟もあった。瀬戸内海にあるうさぎ島は戦時中に毒ガス兵器の製造工場があって今もその工場は解体されずに残っていると・・・。ここの島、子供たちがかなり遊びに行くんだけど毒ガス廃墟の島と親が知ったら行かないだろうなあ。なので、戦後はしばらく地図から消されてしまった島なんだと。面白い!
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ROADSIDE JAPAN珍日本紀行 東日本編
都築 響一(著)
都築響一氏が北海道から名古屋方面までのナゾのスポットを写真付きで紹介。秘宝館、蝋人形館、奇妙な博物館など「こんなの誰が何の目的で作ったんだ?」と驚愕するディープな場所のオンパレード!特にイースター島のモアイ、ミロのビーナス像など世界の遺産がなぜ日本に?とマジで見てるだけでも楽しい!というかマジで一度見てみたい!
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ROADSIDE JAPAN珍日本紀行 西日本編
都築 響一(著)
これも都築響一氏が北陸から沖縄までのナゾの珍スポットをこれでもか!と紹介。ビスケット工場と秘宝館がコラボした異様な空間・・・。セクシーな下着を着た不気味なマネキンを親子連れで歩いてる人がいる!ヒモで縛られたリカちゃん人形とかさ。子供が見たらトラウマでしょ!作った人のセンスは理解できん!が、マジで爆笑の連続で面白い!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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