ブックキュレーター個別指導塾ココロ・ミル塾長 山田佳央
《小学生のお子様に》立教池袋中学の受験で出題された文章
立教池袋中学は高校および大学にエスカレーター式で進学できる付属校である。今大学入試制度改革により、有名大学付属中学の人気が軒並みあがっている。その波に立教池袋も乗っている学校の一つであろう。国語の文章の種類も多彩で、説明文・物語文・随筆文・詩や短歌なども出題される非常に国語の難易度も高い中学の一つである。
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ぼくは写真家になる!
太田 順一(著)
プロの写真家というと、技術や機械の知識に長けているものだと想像していたが、人物を撮るプロ写真家は違う。篠山紀信が残した「人柄が写真を写す」というように、撮られても良いという安心感を相手に与えることがその人の良い表情を引き出せる。そして色々な場所に出向き、人と語ることが重要である。H21年1回で出題。
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この短編集の中に書かれている『春太の毎日』が出題。著者はTVドラマ化・映画化した『まほろ駅前多田便利軒』や『舟を編む』の大ヒット作を生み出した三浦しをん。主人公の春太は「麻子という恋人」と毎日2回デートするのだが、後々その正体がわかってくる。(ほぼ春太の独り言)H21年1回で出題。
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作ったものに価値を見出すのが工業であり、作る過程に価値を見出すのが芸術である。前者は複製しても同じ価値が残るのに対して、後者は作る過程において得た作者の感覚が最も重要であり、複製したものは贋作と呼ばれ価値が生じない。ものづくりの発想と結果について述べられている。H24年1回で出題。
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直感力
羽生善治(著)
日本のトッププロ将棋士の羽生義治さんの名著である。将棋の一局は数時間から数十時間以上に及ぶこともある。そのような中で2時間くらい考えてさした一手が3秒程度で考えられたというものも少なくない。そのような時に大事なことは「見切ることである」と決断をする重要性について書かれている。H25年1回で出題。
ブックキュレーター
個別指導塾ココロ・ミル塾長 山田佳央早稲田大学政治経済学部卒業。日本たばこ産業(JT)を経て、中学受験専門の個別指導塾ココロ・ミル(http://kobetsushido-shibuya.com/)を渋谷に開校。中学受験の大手塾であるSAPIX、四谷大塚、日能研等で成績が数年伸びないお子様の成績を改善し早慶附属中などの有名私立中学に合格者を多数輩出している。そのことが口コミで広がり募集から数週間でキャンセル待ちとなる。自身国語が苦手だった経験を活かし、子供の目線に立った教材選定や思考法にまで落とし込んだ既存の枠組みを超えた指導で国語の偏差値を20以上伸ばしたケースも数多く、関西や山陰などの遠方からもお客様を抱える。講師としても2,500名以上を指導する現場主義者。著書『小学国語900のことば』(双葉社)。
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