ブックキュレーターhonto編集員
あまり上達しない・・・と思った時に読みたい、ピアノ学習者向けの副読本
ピアノを習っている方にオススメの副読本を集めました。こういう風に弾きたい、というイメージはあるのに指が思ったようについてこない。長時間練習するとどうも腕が痛くなる。そんな経験をしたことはありませんか?ここで紹介するのは、そんな時の対処法やヒントが詰まった本ばかりです。読むことで上達への新たな発見があるかもしれません。
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無理な練習をしすぎて腱鞘炎になったり、痛みを感じたりしていないでしょうか。本書は作曲家バルトークの弟子でもある著者が、ピアノ演奏にふさわしい姿勢から腕や指の動かし方まで、効率的で無理のない自然な「身体のコーディネート」方法を丁寧に言語化してくれています。まさにピアノ弾きにとってのバイブルです。
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たくさんピアノを練習するとどうも身体に変調が起きてしまう・・・と悩む方にオススメの一冊です。本書では神経生理学の観点からピアノ演奏者の脳と身体のメカニズムの解明を試みています。無理な力を使わず重力を利用して演奏するとはどういうことか。本書を手に取り今までの演奏法に無理がないか、見つめ直してみてはいかがでしょう。
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ピアノは最初からピアノだったわけでなく、製作技術とともに進化し、作曲家もまたその時々の楽器の特性を生かしながら曲を生み出しました。本書はモーツァルトやベートーヴェンなどの作曲家を取り上げながら、当時の楽器と楽曲の関係性を論じています。そうした背景を知るだけで、表現の幅がぐんと広がるかもしれません。
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ピアノの演奏法、練習法についてのアドバイスが詰まっているのみならず、ピアノ教育のシステム、椅子の使い方、衣装の選び方、楽譜についてなど、まさにピアノ弾きにとってかゆいところに手が届く虎の巻です。おまけにユーモアにあふれていて読むだけでもおもしろい。もしもっとピアノを上達させたいと思うのなら、読まない手はありません。
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世界的ピアニスト、チャールズ・ローゼンによるピアノをめぐるエッセイです。ちゃんと弾くことが良い演奏ではない、演奏で大失敗するピアノ弾きの方が見込みがある、そんなピアノ学習者が勇気をもらえる内容が満載。何より知的で巧みな文章にぐんと惹き込まれ、一度読み始めたら読み終えずにはいられない一冊です。
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