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私は私だけど、私じゃない・・・。脳と意識の不思議な関係を科学した本
多くの人は「わたし」という意識こそが自分だと考えています。しかし意識はゆれやすいもので、ダイエット中だけどケーキを食べたい、会社を休みたいけど休めないなど、心の中ではつねに何人もの自分が自分と闘っています。では、本当の自分とは、意識とはなんなのでしょう?今回は脳と意識の知られざる関係に迫った本を取り上げます。
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自分と自分の意識が一致しない、という心の病に悩む人がいます。「自分はもう死んでいる」と言い張る人、自分の手や足が他人のものに感じられて、切り離したくて仕方がない人など、8つの症例を取り上げます。奇妙な体験を通して、脳と身体、精神の微妙なつながりによって成り立つ、意識の本質を浮き彫りにしています。
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人の行動のうち意識が関係するのはほんの一部だそうです。脳にはたくさんの自動システムがあり、多くの行動が無意識のうちに行なわれているのだとか。何かのきっかけで脳内のバランスが崩れると無意識の行動を抑制できなくなり、別の自分になってしまうといいます。脳と意識の不思議な関係をわかりやすく解説した一冊です。
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目の前にあるのに探しても見つからない。あとで考えると、どうして気づかなかったのか不思議になることがあります。「気づく」とは心の秩序が乱れた状態が、元に戻るきっかけだといいます。本書は神経科学の視点から、意識、知識、感情、記憶、知性などさまざまな側面から、「気づく」というプロセスを検証していきます。
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脳はちょっと変わった電気回路で、人工の神経回路、つまり機械に移すことができるといいます。それでは、機械にも意識は宿るのでしょうか?宿るとすれば人間の意識とは違うのか?人と機械の意識は融合するのか?いまだベールに包まれた意識の仕組みについて、脳神経科学者が最新の知見をもって挑みます。
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