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AIが人知を超えるとは?「シンギュラリティ」前夜に読んでおきたい本
2045年に人工知能が人類の知能を超えるという「シンギュラリティ(技術特異点)」の到来を控え、AIブームが起こっています。そもそもAIが人知を超えるというのはどういうことなのでしょう。ここで紹介する本によると、世間では意外とその点は考えられていない様子。研究者たちは冷静です。ふと立ち止まって、AIそのものをもっと知っておきましょう。
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ゲームプレイヤーを楽しませるためにはどうすればよいか?それを考えるのが「メタAI」。知るには作ってみるのが一番だということで、そのメタAIの制作と学習を追体験しながら、人工知能について考えてみようというのが本書の趣旨です。AIはいかにプレイヤーの期待を先回りする術を学ぶのでしょう。
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気鋭のロボット学者と複雑系研究者の2人がまったく違ったアプローチから生命や心の存在に迫り、人間に似ていないロボット「機械人間オルタ」を共同開発しました。本書では、そんな刺激的プロジェクトについて論じています。生命と機械の区別をする人間自身の判断力は必ずしも絶対ではないということが、驚きとともにわかります。
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脳の働きを数学の理論を用いて研究していけば、やがては心をもったAIが生まれる・・・のかもしれないそうです。近年話題のディープラーニングもまた、脳の神経組織の数理的モデルがその基礎になっているのだとか。人工知能誕生の理論的基礎作りをした「数理脳科学者」である著者は、シンギュラリティの到来に期待を込めつつ冷静に見極めています。
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第三次AIブームが到来しつつある今、本書の著者は「シンギュラリティ」ブームそのものに疑いの目を向けています。そもそも人間が作ったAIに人間の知性を超えられるのか?本書がユニークなのは、西洋哲学理論を用いて理路整然と批判しているところ。このブームの背後には「一神教」の影響があるという指摘が慧眼です。
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