ブックキュレーターhonto編集員
どう治す?飲酒をやめるための本
酒乱やアルコール依存症を分析し、禁酒するためのヒントが記された本を紹介します。ほろ酔い程度のお酒は楽しいものですが、アルコール依存症は本人だけでなく、周囲の人にとっても大きな問題を引き起こします。取り返しがつかない事態に陥る前に、依存症になるメカニズムや治療方法を理解し、必要に応じて実践しましょう。
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酒乱になる人、ならない人
真先 敏弘(著)
「酔い」とはどういうことか、どうして酒乱になるのかを科学的に分析した一冊です。紹介されている酒なしで快感を得る方法は、アルコール好きならずとも参考になるでしょう。日本人に酒乱が多い理由、大量に飲んでも乱れることの少ない国を文化面から説明しているのも興味深いところです。
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西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気
西原 理恵子(著) , 月乃 光司(著)
アルコール依存症の夫を看取った西原理恵子と、自身がアルコール依存症から回復した月乃光司が、自らの体験をもとにアルコール依存症の怖さを語ります。勧めているのはお酒以外の気晴らしの方法や、人生の楽しみにめぐりあうということ。お悩み中の読者には治療相談先のリストが即、役立ちます。
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読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー
アレン・カー(著) , 阪本 章子(訳)
自ら編み出した禁煙法で世界的に知られる著者が、同じ考え方をもとにして禁酒の方法を説いています。読んでいるうち、お酒を飲んで得られるメリットはすべて幻想、やめればどれだけ得をするか、という思考転換が自然とできるようになるでしょう。お酒に対する見方を変える画期的な一冊です。
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アルコール依存症とそこから回復する方法が紹介されています。わかりやすく親しみやすいイラストがたっぷり使われており、子どもでも興味を持ちそうなくらい薄くてとっつきやすい本でありながら、内容はかなり深く広く踏み込んでいます。実例も充実した、間口が広いけどディープな一冊です。
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人はなぜ依存症になるのか 自己治療としてのアディクション
エドワード・J.カンツィアン(著) , マーク・J.アルバニーズ(著) , 松本 俊彦(訳)
アルコールに限らず、さまざまな依存症がどのようにして生じるかを記した本です。セルフヘルプ、心理療法、薬物療法といった代表的な治療方法も紹介されています。苦痛を持続させる選択をどうして取ってしまうのかを知ることで、依存症から脱出するヒントが得られるでしょう。
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