あなたの凝り固まった日本の見カタ、ほぐします

真打落語家で新作落語を得意とする、立川談笑師匠の落語集！落語なのに叙々苑が出てきたりアイドルが出てきたり、文字通り落語を超えてしまったかのような談笑ワールドを味わえます。現代人目線の落語ばかりなので、落語をあまり知らず、どこか敬遠しているあなたに読んでもらいたい一冊です。

日本有数の繁華街歌舞伎町で句会を開く俳句一家「屍派(しかばねは)」の句集。歌舞伎町での生々しい景を詠んだ句の数々はあなたの俳句観を180度変えること間違えなし。風流だけが俳句じゃないと教えてくれる一冊。選者の一押し句は「蒲公英は倒れてゐることが多い」。

縄文時代の土器や土偶などに「ときめき」を見出したユニークな図鑑です。わかりやすい解説と可愛らしいコメントやツッコミが添えられていて、読んでいると楽しくなってくる一冊。縄文時代を生き抜いた皆さんの愛やユーモアを感じて「土器土器」してしまいそう！

世は大インスタグラム時代。それに一石を投じる一冊。「人に見せびらかす」ことが目的となりつつある料理人や我々に、何気ない身近な美味しさ、そして長く日本人が持っている、食に対する謙虚さや感謝の気持ちを思い出させてくれる。ほぐれすぎた文化には少し緊張も必要かもしれませんね。

憲法くんという可愛らしいキャラクターが憲法とは何かわかりやすく語りかけてくれます。文中の例え話は身近で非常にわかり易く、またサイドストーリー的に展開されるシマ男くんとライ男くんのお話はほっこりして優しい気持ちになります。憲法という難しい問題を「やさしさ」を感じながら考えられる一冊です。