ブックキュレーターhonto編集員
「読書」の意味を一から問い直す!?新しい本の読み方が発見できる本
黙っていても情報が押し寄せてくる現代社会においては、「読書」がどんな意味を持つのかを改めて考えてみる必要があるのかもしれません。読書への新しい視点や新たな本の読み方に気づかせてくれる本を読むことで、今まで想像していなかった読書の魅力を発見することができるでしょう。速読などの技術的側面ではなく、読書の新たな側面を提示してくれる本をセレクトしました。
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ニーチェやワーグナーにも影響を与えた19世紀に活躍したドイツの哲学者、ショウペンハウエルの随筆3篇を収めた本です。「読書とは、自分の代わりに他人に考えてもらうことだ」と述べ、自分の頭で思索することの大切さに気づかされる明快で辛辣なアフォリズムを披露しています。なぜ本を読むのか?ということを考えさせられます。
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思いがけないことを発見する能力=セレンディピティは、「乱読」によって得られると本書では述べられています。軽い気持ちで次々と本を読んだり、ジャンルを問わずに読んだり、散歩するかのように読書をすれば新しいアイデアが得られるという考え方に、乱読のイメージが覆されることでしょう。
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戦略読書 増補版
三谷宏治(著)
人の精神・思考は『読むものからできている』のだから自分の独自性をつくりあげるための読書には戦略が必要だ、ということを説いた一冊です。そして、幅広いジャンルの本を戦略的に読むために「読書ポートフォリオ」の運用を提案しています。掲載されている435冊のガイドブックも大変参考になるでしょう。
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本を読む人だけが手にするもの
藤原和博(著)
これから先の日本社会では本を読む習慣がある人とそうでない人に二分される階層社会がやってくる、と著者は主張しています。正解のない時代を切り拓くのは「つなげる力」すなわち「情報編集力」であり、読書によってその力を得ることができるのだとか。読書嫌いの人に向けたアドバイスも紹介されています。
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理系本50冊あまりが紹介された読書ガイド本です。といっても科学や物理の専門書を紹介しているわけではなく、科学者の伝記や仕事について語った本が、初心者でも興味をそそられる解説とともに語られています。文系の方が理系の世界に触れるための入門書としてぴったりな一冊です。
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