ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
飛行機事故本といえばこの5冊!
オレはケーブルTVのナショナルジオグラフィックチャンネルで毎週オンエアしてる「メーデー!航空機事故の真相」シリーズが好きで毎週かかさず見てる。そんな飛行機事故の関連本は数多く出版されてる。その中でもオススメの飛行機事故本はこの5冊!
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御巣鷹山の航空機墜落事故。この事故にはまだ隠された真実があるのではないか?と思い、元客室乗務員だった著者が徹底した聞き取り調査と丹念な物証の再検証をした。曰く、ボイスレコーダーなどが正確に全部公開されてない、遺体発見場所によって、遺体が故意に焼かれている、機体の一部を化学分析した結果、機体に含まれない成分ベンゼンが検出された、など。ようはこれは事故ではなく事件なのでは?という著者の主張なんだが、そんなことある?という意味でミステリーとして読むものだろうな。
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著者は元客室乗務員ということもあって、航空業界に人脈もあり、ホントに細かく調査してます。それはマジで驚愕の調査だと思う。日航事故は政府が隠蔽したある事実があるのでは?という部分の真実を明らかにするため、自衛隊、政府関係者にもインタビューをするが、誰もが核心部分については口を閉ざす!ホントかどうかわからんが、これもミステリーなんだろうか・・・。
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こちらも元客室乗務員が著者。日航事故を当時リアルタイムで目撃した人々に取材。すると、とんでもない事実が浮かび上がってきたという。公式記録にない、戦闘機が2機、日航機を追尾していた、事故後、近くの小学校の文集に寄せられた、多数の目撃証言にあった、ミサイル発射のような描写はなんなのか?など。この墜落事故は事故ではなく、事件なのでは?という著者の思い込みが炸裂していく、驚愕のノンフィクション!
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墜落!の瞬間 ボイスレコーダーが語る真実
マルコム・マクファーソン(編著) , 山本 光伸(訳)
この本は世界各国で起こった飛行機事故の直前までボイスレコーダーの会話をそのまま原稿にしている。かなりリアルだね・・・。「うわー!」とか「もうダメだ!さよなら!」とかパイロットたちの死ぬ間際の会話がマジで切ない・・・。本書は全編会話だけなので、その事故の原因というか解説はまったくないのが残念!
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あの航空機事故はこうして起きた
藤田 日出男(著)
世界で起きた飛行機事故のうち、8件の事故の原因を解説。著者は元日航パイロットなので、説明はかなりリアルで説得力がある。当然、日航墜落事故についても触れている。世界の航空機事故の事故調査委員会がいかに素早く原因究明をするのかということを解説。そしていかに日本の事故調査が遅れているのかということを検証。まあ、それよりも事故直前のボイスレコーダーの会話の内容がマジでキツいわ・・・。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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