誰に相談したらいいのかわからない・・・。セックスレスを考える助けになる本

日本におけるセックスカウンセリングの第一人者である著者が、豊富な症例を交えてセックスレスにつながるトラブルについて解説。単なる身体的な障害と思えたものも、その奥に精神的な要因が隠れていることもあると言います。専門医への相談のきっかけや、解決の糸口をつかむ助けになる一冊です。

主人公の吉野みちは結婚5年を迎える夫とセックスレスに陥って2年。夫から「女というより家族のような存在になってしまった」と言われ、セックスを避けられています。「異性として愛されている」という実感を得られないことで、少しずつ傷つき追い詰められていく彼女のもがく姿に共感の声が多く寄せられているコミックです。

現代の社会的状況から引き起こされる性的な問題について、男性側、女性側それぞれにアプローチして書かれた本です。自分の心身はもちろん、異性の心身についても同様に深く知ることは、お互いを思いやる上で大切なことではないでしょうか。セックスレスに限らず、性にまつわるモヤモヤを抱えている人はぜひご一読ください。

「婚外恋愛許可制」いわゆる不倫を公認することを選択した夫婦を描いたコミックです。一子と二也は結婚7年目の仲のよい夫婦。一子の性欲がすっかり落ち着いてしまったことから、セックスレスになっていて・・・。夫婦間のパートナーシップにセックスは必要なのか、結婚の軸となるものとはなんなのか、自然と考えさせられます。

夫婦ならセックスして子どもができるのが当たり前。世の中の多くの人が普通に行っていることが「できなかった」時、その先にどんな選択肢があるのでしょうか。別々の道を歩み直すこともできたかもしれない、それでも互いをパートナーとした夫婦の物語を綴った私小説です。