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「観る将」必読!もっと深く将棋を観るために読んでおきたい本
将棋の新しい楽しみ方として、自分では将棋を指さずにネットなどで中継を観て楽しむ「観る将」の方が増えています。そんな「観る将」に読んでおいてほしい、将棋の世界を描いた本をピックアップしました。棋士の人生観や考え方を知ると、もっと深く将棋を楽しく観ることができるようになるでしょう。
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棋士という人生 傑作将棋アンソロジー
大崎善生(編)
棋士が自ら記した文章から、坂口安吾などの文豪によるもの名文まで、20人以上の書き手がさまざまな棋士たちの人生を綴ったアンソロジーです。人生いろいろ、棋士もいろいろ。輝かしい表舞台ばかりでなく、「将棋指し」人生の悲哀と将棋の妙味をしみじみと感じられます。
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16歳の若さで将棋界のトップ「竜王」になった少年に、女子小学生が押し掛けで弟子入りするという物語です。もちろんこれはフィクションで、アニメ化もされた人気ライトノベルなのですが、作中のエピソードは現実の将棋界をモデルにしているものも多く、勝負に生きる棋士たちの姿が鮮やかに描かれています。
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竜王にもなったトップ棋士の糸谷哲郎は、現役棋士ながら大阪大学の大学院でハイデガーを研究していたという異色の経歴の持ち主。そんな糸谷と同い年でゼミも同じだったという哲学者との対談本です。アカデミックな視点を持った棋士が語る勝負論は、「観る将」ならずとも一読の価値ありです。
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