小さな体に謎と驚きが詰まっている！昆虫の生態と魅力に触れられる本

ゆるいタッチのイラストと、ユニークな切り口の生態紹介で昆虫に親しめる図鑑です。スピードやファイター度など特徴的な能力が一目でわかる「ゆるふわチャート」をはじめ、楽しく昆虫を理解できる工夫が凝らされています。「ゴミムシの苦労」といった4コマ漫画も掲載され、ゆるふわな昆虫たちの日常に癒されるでしょう。

ラジオなどで人気の昆虫学者が文章を書き、「ジャポニカ学習帳」表紙の昆虫写真で知られる自然写真家が撮影したフォトエッセイです。掲載されているのは、ハンミョウやカナブンといった『華やかさがなくても、なぜか惹かれる虫』。昆虫たちへの愛情と好奇心あふれる文章と躍動感あふれる写真で、昆虫の魅力を体感できます。

身近な虫20種を紹介したエッセイ。著者は虫を愛するOLです。休日に国内外を飛び回り、生態や採取方法、食べ方を調査。生死不明のセミを「セミ爆弾」「セミファイナル」とたとえるなど、随所に独特の感性が光ります。素人らしい率直な疑問と好奇心が伝わってきて、読めば虫への「ときめき」を感じずにはいられません。

昆虫の身体能力と生存戦略を解説した一冊です。昆虫繁栄の理由を『役割や、環境に合わせて変化させることで、死の危険度を大幅に減らしている』と説明。擬態する昆虫、食虫植物の消化液でも溶けないアリなど具体例を挙げています。昆虫を病気治療に使う「昆虫テクノロジー」も紹介。昆虫の潜在能力に驚かされるでしょう。

明治から昭和に昆虫学者・随筆家として活躍、「コオロギ博士」と称された大町文衛によるエッセイです。「光る虫」「はかない虫」といった35編を収録。コオロギを「虫の提琴家」と紹介するなど、詩的な表現に魅了されるでしょう。少年時代の昆虫採集をはじめ、昆虫がもっと身近だった日本を感じられるエピソード満載です。