ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
ついに「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」公開!人肉本5冊はこれ!
日本中の配給会社すべてから買付けを拒否された、衝撃ドキュメンタリー映画!犯罪史上最悪の事件「パリ人肉事件」の犯人、佐川一政。事件から38年の今、フランス人監督たちが彼に1ヶ月間密着したのが本作。日本公開決定記念ということでオレが選んだ人肉本5冊!
※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2019年6月6日)の情報に基づいております。
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1961年、世界的大富豪のロックフェラーの息子がインドネシア近くの熱帯の島で消息を絶った。そこは首狩り族が住む島。失踪当時の調査の結果、彼は首狩り族に殺され食べられたことになってるのははっきりしているらしく、この本では著者自ら現地に行き、どうやって殺され、どのように食べられたのか調査取材している!回想シーンでの殺されて食べられていく様子は読んでてマジ衝撃です。
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業火
佐川 一政(著)
1981年に著者である佐川一政が起こした「パリ人肉事件」その後の家族の様子をまとめたのがこの本。事件当時、父親は経営してた会社の社長を辞任し、脳梗塞に倒れる。また母親は精神を病み病院に長期入院し、弟は心因性喘息になってしまった。自らの家族をも一瞬にして崩壊させてしまった、犯人であり著者でもある佐川一政氏が加害者家族についてすべてを暴露したのは衝撃的。
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佐川君からの手紙 完全版
唐 十郎(著)
パリから1通の手紙が届く。そこにはパリでオランダ人女性を殺して食べたという文字が。そして著者である、唐十郎は自らパリに行くことになった。犯人である佐川氏との手紙でのやり取り、パリでの滞在中の佐川氏との会話など元に妄想と現実が混ざった内容でオレも読んだけど、かなり難解・・・。でもこの本で唐十郎は芥川賞を受賞してしまった!
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霧の中
佐川 一政(著)
パリ人肉事件の犯人である佐川一政による、事件の顛末を詳細にまとめた犯罪自伝。が、それが小説風になっているので、読んでて「ん?これは実話?作り話?どっち?」みたいに引っかかる箇所もいくつかある。小説部分はなしにした完全なる、事件の詳細だったらもっと臨場感も迫力もあったと思うんだけどな。惜しい!
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狂気にあらず!? 「パリ人肉事件」佐川一政の精神鑑定
コリン・ウィルソン(ほか著)
犯罪心理学のコリン・ウィルソンと佐川氏の対談本。佐川氏は事件当時ホントに精神病だったのか?を探るために彼の精神鑑定書と事件当時の衝撃の犯行現場写真を初公開!マジ見てておぞましい。この本自体発禁本になるんじゃないか?と思えるほどヤバい写真満載。マジ気が滅入る・・・。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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