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こけしからマトリョーシカまで!世界の伝統玩具の魅力に迫るための本
日本の「こけし」やロシアの「マトリョーシカ」など、世界にはさまざまな伝統玩具が存在しています。そんな伝統玩具の魅力について、マニアックな視点で語っている本を紹介します。実家であったり祖父母の家であったり、何気なく置かれている人形たち。その構造や由来など、あなたの身近にある人形のエピソードに出会えるかもしれません。
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ロシアのマトリョーシカ
スヴェトラーナ・ゴロジャーニナ(著) , 有信 優子(訳)
本を開くと、出るわ出るわ、オールカラーのマトリョーシカたち。一つひとつ表情やカラーリングが異なり、その奥深さを感じさせてくれます。なかにはソ連時代から現代までの歴代大統領(書記長)をモチーフにした変わり種マトリョーシカも。ぼんやりと眺めているだけで、ついつい時間が過ぎてしまうでしょう。
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てのひらのえんぎもの 日本の郷土玩具
佐々木一澄(著)
北海道から沖縄まで、日本各地には「郷土玩具」と呼ばれる素朴なおもちゃが存在しています。その多くは子どもの成長など、日々の願いが込められているそうです。そんな郷土玩具の魅力について、かわいらしいイラストとエッセイで紹介しています。身近にあったあの玩具、実は素敵な願い事が込められていたのかもしれません。
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人形の文化史 ヨーロッパの諸相から
香川 檀(編) , 踊 共二(ほか執筆)
文化が異なれば、人形に対する捉え方や考え方も違ってくるもの。この本では西洋人形をテーマとして、学術的な観点から迫っています。ベースが学術論文なので、読みやすい本ではありません。けれどじっくりと読み進めば、ヨーロッパならではの人間観や宗教観など、人形を通じてさまざまなことが見えてくるはずです。
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想い出のリカちゃん
タケヤマ ノリヤ(編) , タカラ(監修)
1967年にデビューして以来、現在に至るまでファンを増やし続けている「リカちゃん」。もはや日本の伝統玩具と言っても過言ではありません。そんなリカちゃん人形の図鑑ともいえるのがこちらです。デビュー当時のパンフレットに、いつの間にかフェードアウトしたキャラクターにと、見応え十分。親子3代で楽しめる一冊です。
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