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クルマ離れは止まらないのか?これからの自動車社会を読み解くための本
自動車が売れなくなった。若者が自動車を持とうとしない。そんな声が聞かれる昨今、自動車産業はかつてない規模のターニングポイントを迎えているといえるでしょう。カーシェアやEV(電気自動車)、自動運転技術などは皆さんもニュースでよく耳にするはずです。そんな動きを知り、クルマ社会がどうなっていくのかが予習できる本を集めました。
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自動車産業は「モノ」としての消費を促す従来のかたちから、ライフスタイル全般をカバーする「サービス」業への移行を目指しています。その流れに乗るため重要になってくるのが、「自動化」「コネクテッド化」そして「電動化」というポイント。各社がしのぎを削って開発に取り組む理由がよくわかる、入門書としてうってつけな一冊です。
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クルマをディーラーで買わなくなる日 MaaSが引き起こす自動車流通革命
桃田 健史(著)
メーカー→ディーラー→ユーザーという自動車販売のかたちは廃れていく可能性があり、メーカーとユーザーが直接ネット経由でやりとりする業態が主になっていく予測は説得力十分。さらにその先、自動車を「売る・買う」と「借りる・貸す」の境界がなくなるときへの見通しも現実的です。この本を読むと、その日は近いのかもしれないと思えてきます。
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人や荷物を有償で運ぶには緑ナンバーが必須。そもそもタクシーの信頼性が格段に高い。そんな日本では、ウーバーのシェアリングシステムは定着しにくいでしょう。なのでこれは、米国でクルマがどのような位置づけをされているかを知るための本だといえます。運転者としても関わる著者の「内側」からの視点が興味深い好著です。
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モノとしての自動車を愛好してドライブを楽しむ向きは滅びそうにありません。徳大寺有恒からタイトルを引き継いだ著者による年刊ガイド本は、業界の動きを紹介するコラムとともに、各メーカー車の試乗レビューも充実。やはりクルマ好き人間なら自分に馴染む愛車を所有して乗り回したい、という気にさせてくれます。
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