ブックキュレーター書籍編集者 大坂温子
読んだら、たちどころに元気が湧く魔法の5冊
読む前と読んだあとで、明らかに自分の物の見方や行動を変えてしまうスゴイ本があります。憂鬱なことがあった日でも本を閉じた瞬間に、世界が輝いて見えるような読後感を与えてくれる本に日々エネルギーをもらっています。今回ジャンルはあえてバラバラにして、選りすぐりの5冊を紹介します。
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編集者の鬱屈した(?)日々を皮肉とユーモアを込めて表現するほのぼのコミック。リアル度100%で、「あるある!!」とうなずくことばかりです。「重版がかからないのは私だけじゃない!」と共に傷をなめ合え合えているようで、勇気がもらえます。
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「読んだら一瞬で元気になれる本」といったらまさにこの一冊。天才物理学者が幼い頃や研究のことをユーモアたっぷりに綴っています。これほど軽やかな文体で綴られている翻訳書もめったになく(訳者さんもスゴイです)、ファインマンさんの人柄と尽きない好奇心に触れると、否応なく明るい気持ちにさせられます。
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明治は文明開化の勢いに満ちた活気のある時代だと思っていませんか?まさにそうした考えがひっくり返る本でした。「結果が出ない人は無能」、そう判断されがちな世の中の空気の萌芽は、明治時代にあったというのです。「臆病な人間」でも生きていける社会を、と綴る松沢先生の文章が沁みます。
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担当編集者のひいき目はなしにして、全力でお勧めしたい一冊です。ずっと叶えたい思いがあり、すがるような思いで森先生に執筆依頼をしました。すると、この本を手がけてから数年後、見事夢が叶ったのです。キーワードは「夢は動画でイメージする」です。
ブックキュレーター
書籍編集者 大坂温子書籍編集者。主な担当書にシリーズ累計75万部を突破した『頭に来てもアホとは戦うな!』(田村耕太郎著)、『天才はあきらめた』(山里亮太著)、『朝日ぎらい』(橘玲著)、『虚数はなぜ人を惑わせるのか?』(竹内薫著)、『「やりがいのある仕事」という幻想』などがある。プロフィールのイラストは、憧れの北澤平祐さんに描いていただきました。好きな出版業界用語は「ナリユキ」。
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