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実は単なる思い込み?あなたの行動を解き明かす行動経済学の本
あなたが正しいと思った選択も、誰かが誘導した結果かもしれません。なぜなら世界は、あなたの意思決定を惑わせるための罠であふれているからです。ついやってしまう人間の非合理な行動原理を明らかにし、身の回りにある仕掛けを見抜きながら、正しい選択を追求するのが行動経済学。そんな行動経済学がわかる本を紹介します。
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行動経済学だけでなく、心理学の教授でもある著者が、多くの実例から「人がいかに不合理に生きているか」「人の行動が、いかにその場の状況に左右されているか」をわかりやすく解き明かします。「この経験したことある。たしかに不合理だ」と叫んでしまうこと間違いなし。行動経済学ブームの火つけ役となった一冊です。
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あらゆる判断は、バイアスをかけないで行うことはできません。だからこそ、早い思考(ファスト)ではなく、遅い思考(スロー)を使い、間違った判断を減らしていこう、と著者は繰り返し主張しています。つい直感で物事を考えてしまう人や、重要な意思決定を行う人には特に読んでおいてほしい一冊です。
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「行動経済学って何?」という方は、ぜひこの本からスタートしてください。イラストや図式でわかりやすく解説しているので、見ているだけで行動経済学の基本が学べていまいます。読むと、人間って本当に非合理的な行動してしまうおもしろい生き物なんだな、と納得してしまうこと請け合いです。
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人の意思決定は必ず感情が入り込んでいる、だからこそ最大限の効用を得るには、正しい意思決定とそれを取り巻く人間の協力が必要不可欠なのです。それを、さまざまな事例を挙げながら解説しています。何度読んでも「そうだった!」という発見がある、再読性の高い一冊です。
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思い込みやインセンティブに惑わされてはいけない、常識よりも統計や分析をしっかり行うことで正しい世界が見えてくる、ということを相撲やテストの例を使って繰り返し伝えています。エッセイ風の読みやすい文体で好奇心を駆り立てます。経済学だけでなく、分析が好きな人にもオススメです。
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