ブックキュレーターhonto編集員
知るほどに深くおもしろいアートの世界。芸術の持つ力をマンガで味わおう
芸術には、人を惹きつけるパワーがあります。アートに惹きつけられた人間は、深く本物を理解しようとして、時にはつらさを味わうことも。それでも芸術から離れらない人たちの生き方には、見ていて胸を熱くさせるものがあります。マンガだからこそ伝えられる芸術の魅力とともに、アートと生きる人たちの世界を覗いてみましょう。
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ふとしたきっかけから東京藝術大学を目指すことになった主人公。競争の厳しい、壮絶な芸術の世界に飛び込んだ彼の成長物語で、その情熱に触れ、「私も何かをやり遂げたい!」という熱い気持ちが伝染してしまうことでしょう。作中に出てくる芸術作品には有名なものが多く、アート好きにはたまらないマンガです。
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歴史上、すでに失われたはずの遺産や美術品を完全な状態で再現できる主人公ゼロ。世界を股にかけて活躍する彼の姿と、これでもかと繰り出される芸術に関したうんちくに圧倒されてしまいます。史実あり、フィクションあり、ミステリーありと、何度読んでも飽きがこないのは、1話ごとの完成度の高さのせいでしょう。
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あらゆる芸術品の贋作を扱う主人公は、元メトロポリタン美術館のキュレーターという経歴を持った本物を知る人物。そんな彼のまわりで起こる事件は、心温まるものから社会に一石を投じるものまでさまざま。作中で披露される芸術品に関する歴史や知識は圧倒的で、アートに触れる楽しさを教えてくれます。
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織田信長の家臣であった古田佐介。茶器や壺などの芸術品に目がない彼が、武力ではなく芸術力で戦国時代を生き抜いていく姿が描かれています。当時から考えれば変わり者だった彼の、自分の信念を貫いていく生きざまには共感できる方も多いはず。「わびさび」など日本の風流も学べるマンガです。
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東北の美大に通う学生たちの物語です。描かれる日常から、美術の世界で真剣に生きていくことについて考えさせられます。同時に、がむしゃらに頑張っていた頃を思い出して、思わずほろりとしたり、悩み苦しむ姿に共感したり・・・。芸術を通じてたくましく生きていく等身大の姿に、心を打たれることでしょう。
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