ブックキュレーター出版甲子園
マンガ・アニメをいつもとは違う視点で楽しむための本
年々注目度が上がってきているマンガやアニメ。普通に作品自体を読んだり見たりするだけじゃもったいない!そこで、ただの読者、視聴者とは異なる視点から作品とその周辺を楽しむヒントとなる本を紹介させていただきます。アニメやマンガに興味が無い方も、新しい視点からなら興味を持って楽しめるかもしれません。
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マンガ視覚文化論 見る、聞く、語る
鈴木 雅雄(編) , 宮本 大人(執筆) , 伊藤 剛(執筆) , 石岡 良治(執筆) , 中田 健太郎(編) , 夏目 房之介(執筆) , 三輪 健太朗(執筆) , 岩下 朋世(執筆) , 細馬 宏通(執筆) , 泉 信行(執筆) , 佐々木 果(執筆) , 森田 直子(執筆)
現役大学教授を含む12人の研究家がマンガについて語る本。それぞれの論者が異なる話をするので深くはあっても短く読みやすくなっています。気に入った論者の著書や類書を漁ってさらに深ぼっていくことができます。「マンガ・アニメの研究」という視点の入門にいかがでしょう。もちろん上級者にもおすすめ。
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『マンガ視覚文化論』の論者の一人によって書かれたアニメーションについての本。著作権が切れるほど古い作品を扱っているので、簡単に作品と見比べつつ表現や技法の分析を楽しめます。また、日本のアニメが生まれる前の歴史、すなわちアニメ前史としても読むことができます。「アニメの歴史」という視点の入り口に是非。
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初心者でも読みやすいストーリー制作の指南本。ライトノベル以外の多くのジャンルの作品にもあてはまる内容です。この本を読むと似たストーリー構造の作品が多いことに気付くのではないでしょうか。細かい部分を超えた「ストーリー構造」という視点が得られるのではないでしょうか。作家志望の方以外にもおすすめです。
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有名マンガの作者が自ら書いた制作術の本。作者の個性が反映しやすいと言われる日本のマンガ。一流の作者がどのような人物であるか、その個性がどのように作品に表れているのかが垣間見えます。職人的な「マンガ家」を見る視点、「マンガ家」から見る視点を実感できると思います。マンガ家志望ではなくとも楽しめます。
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アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本
舛本 和也(著)
近年話題のアニメ制作会社取締役が書いた本。アニメ制作を円滑に進めるべく駆けまわる制作進行というお仕事から見た制作の裏側が語られます。キツくて辛い仕事でありながらそこには凄い熱量がある、ということが内容や文章自体から感じられると思います。集団分業を行っている「アニメの制作者」の視点に触れられる本です。
ブックキュレーター
出版甲子園2005年設立。早稲田大学公認学生団体。学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション。応募資格は、『学生』であること。参加企画は、厳正な審査と、決勝大会におけるプレゼンバトルで競い合い、編集者の目に止まった企画は出版されます。http://spk.picaso.jp/
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