東大生も輩出!?桐朋女子中学校で出題された文章

動物たちのコミュニケーションを例にとって、動物たちの「ことば」と人間の「ことば」は同じと言えるのか？「ことば」とは何か？という本質をわかりやすく説明した文章です。難解なテーマですが、子どもでも読めるよう非常に平易なことばを選んで書かれていて、読みやすさは抜群です。2018年度A入試に出題。

「食べる」ことをめぐる、あらゆる話が詰め込まれた文章です。タイトルから「食」に関する内容かと先入観を抱いてしまいますが、筆者の「食べる」は本当にありとあらゆる角度から語られます。入試での出題は「食べ物」に関することわざについて書かれた部分からでした。2018年度B入試に出題。

主人公の香菜は、引っ込み思案ながらも聞き上手で「よく気がつく」女の子。入試での出題は第7章「広瀬くんの秘密」より。転校生の広瀬くんは前の学校で下級生を突き落としたという噂が流れ、広瀬くんは学校を休んでしまいます。広瀬くんは「本当だ」と言いますが、果たしてそれは真実なのか？2018年度B入試に出題。

タイトルの通り、シャチの生態の様々な生態についての文章です。受験においてはいわゆる説明文に分類されますが、筆者が目の前で見た光景について、思わず映像が頭に浮かびそうなほど臨場感たっぷりに表現しているため、どこか物語のようにも感じられます。2019年度A入試に出題。

大切な日にかぎって起こってしまう発作。持病を抱えて学校生活を思うように楽しめない主人公の「がっかり」な感情を繊細に描きます。がっかりはがっかりでも慣れているから、最初から期待していないから、だからそんなに「がっかり」じゃない。そんなふうに諦めている主人公を救うことばとは？2018年度A入試に出題。