ブックキュレーターhonto編集員
触れ合う二つの孤独な魂。美しく儚い世界を描いた抒情派BL
時に絵画や映画のごとく視覚に訴え、時に文学や小説のごとく言葉を紡ぐ。そんな抒情的なBLの世界をご存知ですか?一般的にBLは同性愛そのものにフォーカスされますが、同性かどうか以前に、さまざまな背景や条件を超えて惹かれ合う、「魂」の触れ合いを描くものも少ないくないのです。切実さと繊細さに、心が浄化される抒情派BLを集めました。
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「いっそ 君の母であればと考える夜もあった」。紬は、宇喜田邸の坊ちゃんである煌成と幼馴染みで、その家の世話になっています。小さいころから続けていた「ヒミツの習慣」が、次第に2人の関係を変えていき・・・。身分の違いを超えて、煌成が欲している愛を補完しようとする紬の姿に胸打たれます。
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倉橋は、バーで声をかけてきた松根とセフレ関係にあります。ある日、倉橋が勤める呉服店に客の付き添いとして松根が訪れます。そのことがきっかけで、昔家庭でゲイバレして「治そう」とされた松根の過去を垣間見ることになり・・・。セリフの少ない場面でも、目線や表情だけで心に訴えかけてくる心理描写が秀逸です。
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