ブックキュレーターhonto編集員
飲料に歴史あり!身近な飲み物の誕生物語を楽しめる本
世界的に愛される飲料には、いずれも長い歴史や思いもよらないドラマがあるものです。そこでここでは、そんな飲み物がどのように誕生して、人々の暮らしにとけ込んでいったかがわかる本をセレクトしました。お茶やコーヒー、ビール・・・読書のお供にしているおなじみの飲み物も、読了後はちょっと特別なものに思えてくるかもしれません。
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6種類の飲み物から世界史を紐解く異色の本です。エジプトの巨大ピラミッド建設の影にビールの存在があったり、古代錬金術の延長線上で蒸留酒が生まれたりと、意外なつながりに驚かされます。「この飲み物がなかったら世界が変わっていたかも・・・」と思いを馳せるのも楽しい、読み応えのある一冊です。
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モノのはじまりを知る事典 生活用品と暮らしの歴史
木村茂光(著) , 安田常雄(著) , 白川部達夫(著) , 宮瀧交二(著)
日本人の暮らしに寄り添ってきた、多種多様なモノについて書かれた事典です。酒や茶、清涼飲料水の項目もあり、これらが日本でどのように親しまれ、普及したのかがよくわかります。コンパクトにまとめられて、図版も豊富なのがうれしいところ。宮沢賢治や夏目漱石が炭酸水を好んでいたエピソードなど、豆知識も豊富です。
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東洋の緑茶と西洋の紅茶、二つの茶を取り巻く歴史を記した本です。それぞれの茶の文化的側面だけではなく、世界への売り出し方も比較して論じているのは経済史家である著者ならではの視点。明治時代に日本政府が日本茶を売り出そうとして失敗した理由なども語られ、茶の歴史を通して世界史の知識も身につきます。
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20世紀前半にアメリカで出版された「伝説の珈琲バイブル」を、現代の視点を取り入れて再構成した決定版です。複雑で膨大なコーヒーの歴史をこの一冊でほぼ網羅。器具の発展や抽出・焙煎技術の変化なども詳細に綴られています。コーヒーに詳しくなりたい方は、まずこの本を手に取ってみてはいかがでしょう。
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5千年以上にわたるビールの歴史を解説した本です。古代メソポタミアでの発祥や日本で普及する経緯まで、ボリューミーに綴られています。著者はサントリーで長年ビール造りに携わり、退任後も地ビールの指導に携わる根っからのビール通。ビール雑学もふんだんに盛り込まれ、読めばさらにビールが好きになるはずです。
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