ブックキュレーター作家 天野純希
歴史小説はこんなに面白い!天野純希の厳選5冊
歴史小説家・天野純希による「歴史小説はこんなに面白い」企画。1.初心者にお勧めする短篇歴史小説、2.ビジネスに役立ちそうな歴史小説、3.自身が偏愛してきた歴史小説、4.同世代のライバル作家のお勧め作品、5.ぜひ読んでほしい自身の作品、の順番でご紹介していきます! あの有名作家の歴史小説デビュー作など胸熱の厳選5冊です。
- 17
- お気に入り
- 3360
- 閲覧数
-
武王の門 改版 上巻
北方 謙三(著)
自身が偏愛してきた歴史小説として『武王の門』は、北方謙三さんの歴史小説デビュー作で、知ってる登場人物が ほとんど出てこないのに、文体のカッコよさやリズム、 物語展開でぐいぐい引っ張って読ませてくれます。
-
「星殺し」で有名な三木城の戦いを、籠城側の村娘、下級武士、武将の妻、城主それぞれの視線から描いて今す。「意地」や「誇り」から勝ち目の無い戦争に挑み、敗勢濃厚でも終戦を決断できない上層部と、それに翻弄され、命を落としていく庶民。大きな理不尽や「男らしさ」「女らしさ」の呪縛に抗う人々のお話です。
ブックキュレーター
作家 天野純希1979年、愛知県名古屋市生れ。2007年『桃山ビート・トライブ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年『破天の剣』で中山義秀文学賞を、19年『雑賀のいくさ姫』で日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著作に『青嵐の譜』『南海の翼 長宗我部元親正伝』『戊辰繚乱』『信長 暁の魔王』『覇道の槍』『北天に楽土あり 最上義光伝』『蝮の孫』『燕雀の夢』『信長嫌い』『有楽斎の戦』『もののふの国』『信長、天が誅する』『乱都』『もろびとの空』などがある。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です